買い物や保育園・幼稚園の送り迎えなど、子どもがいるママにとって自転車はとても便利で重要な交通手段です。しかしその一方で、送り迎えのときに自転車が転倒してしまう事故も多く発生しています。欠かすことのできない便利な交通手段だからこそ安全に子どもを乗せることができるよう気を付けましょう。気を付けたいポイントをまとめましたので参考にしてみてくださいね。
送迎時は注意!こんな事故が起きています
保育園・幼稚園の送り迎えをする最も忙しいこの時間には、交通量も多い中気が焦っていたりすると落ち着いて安全な行動がとれないものです。ついつい横着をして見落としがちなポイントを、実際に起きやすい事故・転倒のケースを紹介しながらまとめました。
ハンドルはまっすぐ前を向いていますか?
【実際のケース】自転車を止めて子どもを前席に乗せた後、母がヘルメットをつけようとしたところ、自転車ごと転倒した。
【そうならないためには?】子どもを乗せ降ろしする際には、自転車が横に傾いていない、ハンドルがまっすぐ前を向いている、この2点を確認した後スタンドのロックを必ず行い、旋回抑制機構を使いましょう。
後席は荷台の前方に取り付けていますか?
【実際のケース】子どもは自転車の後席に乗っており、母が乗ろうとしたときにスリップし前輪が持ち上がってしまい転倒した。
【そうならないためには?】幼児の重量で後席が倒れこむ場合があります。荷台に後席を取り付けるときには、極力荷台の前方(サドルに近いところ)に取り付けるようにしましょう。子どもが動いてフラつかないように言い聞かせておく必要もあります。
ヘルメットとシートベルトは必ず!
【実際のケース】シートベルト装着をしたつもりがきちんと装着できていなかったため、転倒した際に子どもが遠くに転げてしまった。
【そうならないためには?】近年、安全基準を十分満たした丈夫で運転がしやすい3人乗り自転車が増えていますが、そうであってもヘルメットとシートベルトを正しく装着していなければ何も意味がありません。正しくつけられているか何度も確認するようにしましょう。
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絶対に気を付けて!自転車送迎でNGなこと
忙しいママであればあるほど、自転車での送り迎えはほんの少しでも時間を短縮したい!天気が悪くても忙しいのには変わりないので、ついつい無理をしてしまいがちですよね。しかしその判断が大きな事故を生んでしまいます。改めて安全を意識し、落ち着いて行動しましょう。
雨の日はかっぱで!傘さし運転は危険です
2015年6月に改正された『道路交通法』で新たに設けられた14項目のうち、傘さし運転は「安全運転義務違反」に該当し、交通違反となることになりました。これらの違反を、3年以内に2回以上繰り返してしまった場合は有料の自転車運転者講習の義務付けられることになり、もし受講を無視した場合、5万円以下の罰金が科せられることになっています。
大雨・雪・風が強いときは運転しない
台風のような嵐のときはさすがに控えるところですが、「強めの雨」「風の強い日」くらいであれば、「いいや!しょうがない!」と強行突破してしまっていませんか?天候が悪いときは、自分の注意不十分も含め、事故のリスクが格段に上がります。ただでさえ不安定な自転車での走行は、少しの悪天候でも大きな悲劇につながりかねないので、天候が悪いときに判断に迷ったら必ず安全を優先させてくださいね。
体調が悪いときはタクシーを使いましょう
自分の体調が悪いときは無理をせずにタクシーを使いましょう。コンディションが万全でないときは、とっさの判断が鈍くなるなど、いつものように、力がでなくてフラつきがちです。タクシーは高い出費になってしまいますが、ご自身と子どもの安全を考えると安いものと考え、いつも正しい判断ができるように心構えをしておきましょう。
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お酒が好きですが育児もがんばっています。
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