1歳を超えると、つかまり立ち、歩き出し、そんなうれしい成長とは裏腹に、夜は昼と一変したように、ギャーギャーと泣いて、添い寝しても落ち着かず、抱っこもダメ、どうしようもない状況になり、寝かしつけたら明け方なんてことも。うちの子は異常なの?いつまで続くの?どうしたら落ち着いて寝てくれるようになるの?そんな1歳児の夜泣きの疑問にお答えします。
1歳児の夜泣きの特徴・原因は?
赤ちゃんの夜泣きは生後3カ月~2歳くらいの間と言われています。頭のてっぺんの前頭葉部分が未熟であることで眠りが浅くなり、半分寝ている状態で泣いてしまうのです。しかし新生児の頃よりももっと泣くようになったというケースが多く、どうして?!と困り果てる毎日。これはなぜなのでしょうか?
新生児のときの夜泣きとの違いとは?
新生児期は、「おっぱいがほしい」「うんちした」が原因で泣き、それらを解決してあげれば泣きやむことがほとんどです。しかし1歳前後になると、本人も理由が分からないような、原因不明の夜泣きのケースが多くなります。大きく言える特徴としては、1歳になると、遅くまで起きていられるようになるなど、活動範囲が広がりできることが増えるため、生活リズムもそれに合わせて「よい意味で」乱れて、それが激しい夜泣きにつながるというものです。
日中の刺激が夜泣きに影響する?
1歳になる頃には、いろいろなことを理解できるようになり、歩きはじめるなどの行動から日中の刺激はこれまでよりもぐんと増えます。脳は寝ているうちに情報を整理するため、これまで以上に情報量が増えるとそれが興奮につながり、夜泣きが激しくなると考えられます。こればかりは赤ちゃん本人もわけが分からず泣いているので、気を紛らわせたりして気長に付き合うしかないのです。
歯の生えはじめが原因の場合もある
生後半年くらいが目安となりますが、歯が生えはじめると、むずむずして気持ちが悪くなり泣き出す赤ちゃんもいます。昼間は機嫌がよかったのに夜泣きしたり、よだれが増えたり、何かをくわえたがるそぶりを見せたら、歯の生えはじめによるものかもしれません。なかなか寝付けない場合は「歯がため」を使用することをおすすめします。
合わせて読みたい
1歳児の夜泣き、どう対処すればいいの?
日中の刺激が夜泣きの原因である場合など、何かを与えれば落ち着くというわけではないため、途方にくれてしまいますが、少しでも手をうてるものはうっておきたいものです。ここでは夜泣きをできるだけ少なくする対処法を紹介します。
【対策1】生活リズムを整えよう
活動範囲が広がり体力もついてくると、これまでお昼寝していた時間でも遊んでしまったり、夜も遅くまで起きてしまったりしてしまいがちですが、日によってペースがバラバラになってしまうと、夜にそのツケが回ってきてしまいます。夕方4時までには起きているようにする、お昼寝は1回か2回で、合計3時間までにするなど、寝る時間だけはしっかりとペースを守るようにしましょう。その子に合った程よいバランスの遊び方を見つけることも大切です。
【対策2】お日さまの光をしっかり浴びよう
人間の体は、朝に日光をたっぷり浴びると夜の眠りが充実するようにできていると言われています。早起きをして日光を浴び、早い時間に眠くなり、充実した睡眠をとり、また早起きできる…というよいサイクルで眠りの質がよくなっていきます。午前中のうちにお外でしっかり遊ぶことで、ストレス解消し夜もぐっすり寝てくれるように調整しましょう。
【対策3】卒乳または夜間断乳する
夜泣きしていてもおっぱいをくわえさせると泣きやむ子は、おなかがすいているか口寂(さみ)しいことが原因という可能性があります。理由がどちらであっても、「夜間だけでも断乳する」ことが対策として有効と言えるでしょう。1歳前後の子どもは、離乳食が1日3度しっかり食べられていれば、夜の母乳で栄養補給する必要はないと言われていますので、検討してみてくださいね。
合わせて読みたい
お酒が好きですが育児もがんばっています。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。