里帰り出産といえば、「ママの体がつらい臨月や産後の時期を、実母に頼って快適に過ごせる」そんなイメージですよね？しかしながら里帰り出産にはストレスのたまるいくつかのデメリットがあるようです。多くは遠慮のない間柄であるがゆえに難しい実母との関係。産後うつにならないためにも、ストレスを上手に回避する方法をお伝えします。
里帰り出産で実母との関係が悪くなる？！
産前産後のママの精神状態は、ホルモンバランスが変化しイライラしやすいもの。その根本的な理由に重なって初めての育児への不安もあります。そんなときに一番わがままのいえる実母との関係がこじれやすいのは、ある意味仕方のないことかもしれません。具体的なイライラの例を挙げてみました。
昔の育児と今の育児は違うのに…
昔は抱っこをしすぎると抱き癖がつくといわれていましたが、今は赤ちゃんの情緒のためにたくさん抱っこしてあげたほうがいいといわれています。また昔は母乳よりミルクのほうが栄養価が高いと思われていましたが、今は母乳育児を目指すお母さんが90％以上。離乳食の準備に果汁を与えるとよいとされていた昔と違い、今はアレルギーの心配があるので離乳食前は母乳のみで十分、などなど…。他にも今とは正反対の育児方法がたくさんあり、その食い違いに苦労するママはたくさんいます。
私だって頑張りたい。赤ちゃんのママは私なのに…
かわいい娘と孫のために張り切る実母は過干渉になりがち。産前産後の自分の体を気遣ってのことと思えばありがたいことなのですが、気が付けば赤ちゃんは母乳のとき以外はほとんど実母の手の中に…なんてことに。せっかく会いに来た夫にさえ、抱き方が危ないとほとんど触らせず、揚げ句「○○ちゃんはおばあちゃんが一番好きねぇ！」などといわれてしまってはカチンときますよね。
食事は大量！生活のペースも違う…
妊娠中は食事管理に気を使います。しかし実家では妊婦は二人分食べなさいと大量の食事を出され、せっかく作ってくれたのだからと無理して食べて検診で体重オーバー…。産後は、夜中の授乳で寝不足なのに朝早くから動き出す家族の物音が気になって眠れない。「ゆっくり寝ていて」といわれてもそうはいかない…。数日なら我慢できても、それが2カ月～3カ月のこととなるとストレスも大きいですよね。
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「おばあちゃん1年生」を上手に頼ろう
ではこれらのストレスをうまく回避するにはどうしたらいいのでしょうか。その基本は、実母の立場に立って考えることです。あなたが「ママ1年生」なら、実母は「おばあちゃん1年生」です。ママとしては先輩ですからなにかと口をはさみたい、手を出したいのは当然です。でも度を越してしまうのは「おばあちゃん1年生」だから。一生懸命な実母を上手に頼ってストレスを回避する方法を挙げてみました。
最新の育児本やネットの情報を一緒にみる
実母の育児方法を頭ごなしに「古い！今は違う！」と拒絶してしまってはうまくいきません。「この本みて！今はこんな風にするといいみたいだよ！お母さんの時代は違ったんでしょう？大変だったんだね。」など自分を育ててくれた実母の時代を認めつつ、今のやり方を一緒に学んでみましょう。きっと昔も今も変わらずに続けられている育児方法もあるはずですよ。
基本的な役割分担を決めつつ、おおらかな気持ちで
なんでもやってくれるはりきりおばあちゃんには「役割分担」を提案してみましょう。主に育児はママ、家事は実母ということになるでしょう。しかし、実母にとってはかわいい孫の面倒をゆっくりみられるのは今だけです。そこで授乳で寝不足のママがお昼寝するときは赤ちゃんをお願いしたり、洗濯物をたたむなど負担の少ない家事はママがやったりと、役割に縛られすぎずにおおらかな気持ちでいることも大切です。
不満は素直に伝え、感情的にならない
小さな不満は我慢していると大きなストレスになります。大切なことは常に感謝の気持ちをもって感情的にならずに素直に気持ちを伝えることです。今つらいこと、不安なことも相談してみましょう。そして実母からのアドバイスや忠告にはしっかりと耳を傾けること。あなたを育てた先輩ママの言葉です。失敗談なども聞いてみたら面白いですよ！
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小6の息子と小1の娘のママです。パン作りと洋裁が好きです。
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