ワーキングマザーを取り巻く環境というのは、少しずつ良くなってきているものの、子育てと家事をしながらの仕事は本当に大変なことが多いと思います。産後は仕事を「続ける」のか「辞める」のか、たくさんのママたちが妊娠中から悩む問題ですよね。今回は「働く」という選択をしたときのメリットとデメリットをまとめてみました。
ママが働くことによるメリット!
ママが働いている家庭の子どもは、独立心が高くなりやすいといった調査結果もでているようにしっかりした子どもが育ちやすい傾向にあるようです。このことをメリットだと感じるかは人それぞれですが、子どもの将来に好ましい影響だと感じる方も多くいるように思います。今現在働いているママも、今後に仕事復帰を考えているママも、胸を張って仕事ができるようメリットを紹介していきます。
子どもは親の背中を見て成長します
子どもは日頃お母さんが頑張っている背中を、ちゃんと見ています。家事に手が回らないとき、率先してお手伝いをしてくれたり、少ない時間でやりくりする姿を目の当たりにしているので、物事の取り組み方を知らず知らずのうちに勉強していたり、自主性や自立心がおのずと芽生えてくるそうです。専業ママの娘より、働くママのもとで育った娘は将来高収入の仕事につく確率が高いという調査結果もあります。一方息子の場合も、ママの苦労を知っているので仕事だけじゃなく、家庭への貢献度が高くなりやすいようですね。
収入が安定し、家計が楽になる!
子どもの学校や将来のことを考えると、収入が増えることはやはり大事なことです。させてあげたい習い事や教材、出費はいくらでもかさみます。生活面でもパパ一人分では買えなかったマイホーム購入を視野に入れられるようになり、普段の買い物も、パパに気兼ねすることなく自分で稼いだお金を自由に使えるなど、家計のやりくりに余裕がうまれてくるでしょう。
社会とのつながり、役に立てているという充実感
出産直前直後は特に、家から動けず、外にでられる余裕もなく赤ちゃんの世話で1日が過ぎ、家の中だけで生活が完結してしまう時期があります。幸せな時間でもあるのですが、どこか取り残されたような何もできていないような、不安な気持ちになるママも多いようです。会社で働くという社会との接点ができることによって、疎外感や無力感から解放され精神的に安定しやすく充実感も味わえるのです。
生活にメリハリができ、一人の時間も確保される
家の中だけの生活じゃやはり煮詰まってきますよね。「ママ」でいるときと「働く女性」の二つの顔をもつことや、違う空気を吸うことによって、たまったストレスを散らせたりガス抜きがでてきたりします。また、同僚とたまにカフェでランチをする、ゆっくり昼食を食べることができる、など自分のペースや時間を確保できるというのも、大きな点ですよね。
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ママが働くことによるデメリット!
ママが働くことは、現実問題いいことばかりではありません。もともと、家事に育児に旦那さんの世話・・・ママの生活は大忙しです。ここでさらに仕事までして大丈夫かしら、とやはり不安はでてきますよね。そんなときはしっかりデメリットも考えて判断していかなければいけません。
子どもと一緒に過ごす時間が減る
ママの1日の時間は限られているので、これはどうしても避けられないことです。子どもの小さな成長を側で感じる機会は減ってしまいます。とりとめのないことでも、子どもにとって毎日が初体験、初挑戦の連続です。そこにママがいないことで、やはり寂しい思いをさせてしまっている、と感じる方が多いのではないでしょうか。
家事の負担が増える、分担によってのストレス
家事に使える時間が少なくなる分、余裕をもってできなくなり、納得のいく家事はできなくなってきます。もちろん、共働きの家庭では家事分担が当たり前の時代ですが、お互いに満足のいく分担ができている家庭は少ないようです。旦那さんのやり方が気に入らなかったり、やりなおさなくちゃいけなかったり、違うー! とつい声にしてしまい、お互いの関係に溝ができてしまうケースもよくあります。このポイントは旦那さんとじっくり相談しなければいけませんね。
増えた収入より、出費が増えてしまうことがある
働く時間を確保するためには、お子さんの年齢にもよりますが、預ける施設が必要となってきます。病気になったときのシッター代など、急な出費もでてきます。他にも、時間が足りずお昼ごはんが外食になり、夕食のおかずにお総菜を買ってしまう、スーパーの特売のものが売り切れ、など食費がかさんでくるのも確かです。仕事をするのに、スーツやカバン靴、電車代など必要不可欠な出費だってあります。気づいたときには収入をオーバーしていて、何のために働いているのか…とならないように気を付けたいところですね。
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中学2年生の子がいます。部活と遊びに夢中な娘に、来年の受験が今から心配な母親です。
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