胎教には胎児に対して絵本を読み聞かせるという方法もあります。おなかの赤ちゃんに優しく声をかけたいと思っても一方的に話しかけ続けるのは大変ですが、絵本ならママも楽しみながら赤ちゃんに声をかけ続けることができます。絵本の読み聞かせの効果についてと、おなかの赤ちゃんもこれからママになる妊婦さんも楽しめる絵本を6冊ご紹介いたします。
胎教に絵本の読み聞かせをする効果は?
そもそも胎教の目的とは、妊婦がリラックスすることで胎児に良い影響を与えることです。胎内教育とも呼ばれ、胎児の間から優秀な子どもにするために教育するという考え方もありますが、果たして絵本を読み聞かせることで、生後に本が好きになるというような効果はあるのでしょうか?
胎児にはいつ頃から音が聞こえている?
まず大前提として、胎児にはいつから音が聞こえているのでしょうか?残念ながら妊娠初期から中期にかけては耳ができておらず、胎児に音を聞く能力はありません。妊娠25週頃から耳ができて音が聞こえ始め、35週頃には通常の聴力が備わります。そんなわけで、胎児に音が聞こえるのは妊娠も中期の後半以降ということになります。
胎児には母親の声だけがハッキリ聞こえる!
胎児の聞いている音のほとんどは胎内母体音と呼ばれる、母体の心臓の鼓動や内臓の動く音です。外部の音も聞こえますが子宮や羊水などに遮断され、低めの大きな音が少し聞こえる程度です。しかし不思議なことに、胎児には母親の声だけがハッキリと聞こえます。耳から音として聞こえるだけでなく、母親が声を発する時に起こる身体の震動をその身体全体で感じるためです。
妊婦のリラックスになることが最大のメリット
妊娠初期から一生懸命おなかの赤ちゃんに声をかけてきた妊婦さんもガッカリすることはありません。胎教で大切なのは妊婦さんが精神的に安定することで、妊婦さんが赤ちゃんに声をかけたいと感じることは素晴らしいことです。精神的な安定によって血流が良くなり、子宮内の環境が整います。胎児に良い影響が出るのはその結果です。情緒の安定した子どもになれば好奇心も強くなって本が好きになる、なんてこともあるかもしれません。
合わせて読みたい
赤ちゃんに伝えたい言葉が詰まった絵本
おなかの赤ちゃんに読んであげるなら、やっぱり生まれてきてくれることを心待ちにしているママの気持ちを代弁してくれるような絵本がおすすめです。読み聞かせているうちに、ママの気持ちも温かくなるはずです。
ストレートな愛のメッセージ「あなたがだいすき」
「あなたがだいすき」は、温かみのあるイラストを見ながら、「だいすき」という気持ちをそのままの簡単でストレートな言葉で赤ちゃんに伝えることができる絵本です。「あなたがだいすき」などというあまりにも簡単な言葉で相手に愛を伝えられることは、なんてすてきなことなのでしょうか。読んであげているママの方も、愛情たっぷりの言葉についつい心が癒やされてしまいます。
愛の大きさ?「どんなにきみがすきだかあててごらん」
「どんなにきみがすきだかあててごらん」。このタイトルを聞いただけでふっとほほ笑んでしまいます。2匹の仲良しウサギが、お互いに相手のことをどれだけ好きかを、競い合うように表現し合う可愛らしいお話です。相手が好きなことを身体全体使っていくら表現しても足りないなんて、愛ってどれだけ大きなものなのでしょうか。
どの子にも与えられる愛「かみさまからのおくりもの」
「かみさまからのおくりもの」は、赤ちゃんが生まれる時には、神様がそれぞれの子に素晴らしいおくりものをくれるというお話の絵本です。子どもが笑ったり、食べたり、歌ったりするような当たり前のようなことも、天使が運んできてくれた奇跡のようなおくりものだと思うと、おなかの中に来てくれた赤ちゃんへの愛情と感謝が限りなく膨らむことでしょう。
合わせて読みたい
仕事もしながら3歳の娘の育児を頑張る高齢ママです。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。