どうしても用事が外せなくて子どもを連れていけない場合、子どもだけでお留守番をさせることもあります。初めてお留守番をすることになった時には、必ず守らなければいけなルールを決めて、しっかりと言い聞かせることが大切です。けがや事故につながるので、子どもが理解するまで話をしましょう。今回は、子どもだけの留守版で必ず守らせる必要のある「八つの約束」を紹介します。
玄関先・外出に関する三つの約束
初めての留守番で、最も心配なのが「人が来た時に開けてしまわないか?」「外に出て行ってしまわないか?」です。勝手に玄関の鍵を開けたり、外に出たりするのは絶対にしてはいけないことというのをしっかりと約束させることが大切です。
玄関の鍵は閉めたまま絶対に開けない
外出する時に外から鍵をかけますが、その後絶対に鍵を開けてはいけないことを約束しましょう。鍵を触るのもダメだということをしっかりと説明してください。留守番のできる子どもの多くは、内側からキーロックや施錠チェーンに届く身長ですが、これも触ってはいけないということを注意しておきましょう。内側のロックは、かけるのは簡単ですが、解くのは難しいものもあります。開錠できなければ、帰ってきてから家に入れなくなってしまうので触らせないことが大切です。
外には絶対に出て行かないように注意
初めてお留守番をする子どもの場合、寂しくなって外に探しに行こうとする子もいます。鍵を開けてはいけないという約束もしていますが、同時に「外には絶対に出て行かない」という約束も必要です。外に出ると事故に遭う危険性と、いなくなったらママが心配するということをしっかりと説明しましょう。そして、用事が終わったら必ず帰ってくることを伝えて、安心させることも大切です。
インターホンには出ないように約束する
宅配便や勧誘など、来客はいつくるか予想ができません。ただの業者や営業なら大丈夫と思う人もいるかもしれませんが、中には子どもだけで留守番をしていると分かったらいたずらや悪事を働く人もいるのが現実です。事故に巻き込まれないためにも、インターホンが鳴っても出ないように約束しておきましょう。さらに、玄関先で「大人はいません」などと決して言わないように約束させることも重要です。
合わせて読みたい
家庭内事故を防ぐための三つの約束
子どもだけでお留守番をするということは、子どもの行動を見守る人がいないということです。危険なことが起きても助けてくれる人がいないので、あらかじめ危ない行動は約束事としてしないようにさせることが大切です。
ベランダの鍵は開けない!出ない!
ベランダがある家庭は、「絶対にベランダに出ない」ということを約束させましょう。子どもの転落事故を防ぐためです。足場になるものをおいていなくても、自分でイスを持ってきて乗り出したりする危険性があるためです。さらに、兄弟児がいる場合は外に人がいるにも関わらず間違って鍵をかけて締め出してしまうケースもあります。開錠が難しいタイプもあり、長時間放置された場合は夏は熱中症に冬には発熱・凍傷を負って、命に関わる可能性もあります。
火元・ガスコンロは絶対に触らない!
子どもだけでお留守番をしていた時に、コンロの火が原因で火事が起こったという悲しい事故もあります。このようなことを防ぐためにも、ガスコンロには近づかない!絶対に触ってはいけない!ことを約束させる必要があります。また、親側の注意点として火の元栓は閉めてから出掛けるということも必要です。また、ライターや(使い切り)多目的ライターなど火元の原因となるものは手の届かない場所に移動させておきましょう。
お風呂場・洗濯機には近づかない!
お風呂場や脱衣所は、子どもの不慮の事故が起きやすい場所です。洗濯機の入り口は閉めておき、浴槽の栓を抜いておくのは親側が必ず行っておいてほしいことです。ただ、夏場など勝手に水遊びをしたり、かくれんぼで洗濯機に入ったりしてしまうこともあります。このようなことが起こらないためにも、お風呂場や洗濯機には近づかない!ということを約束しておきましょう。
合わせて読みたい
2人の男の子のママとして毎日奮闘中!医療業界で働いていた経歴を生かし、健康・子育て情報を発信するフリーライター。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。