子どもの情操教育によいとされるペット。ペットを通じて命の大切さを教えていきたいパパ、ママも多いと思います。しかしペットを飼うのは簡単ではありません。ペットを迎え入れる覚悟やお世話のしかたなど、飼う前に子どもと話しておきたいことがあります。
知っておいてほしい、ペットとの関わり方
幼い子どもは、ペットが生き物であることを完全には理解できていないでしょう。だからこそ飼いはじめる前にしっかりと教えておくことが大切。
ペットを迎える心構えとして、どんなことを子どもに話せばよいのでしょうか。
人間がお世話をしないと生きていけない
ペットは自分の力だけでは生きていけません。ごはんやお散歩、トイレなどの日常的なお世話はもちろん、病気やケガをしたとき、年を取ったとき、介護が必要なときも同様です。お世話はペットが命を終えるまで続きます。ペットを飼うことには、そのような責任が生じることをわかりやすく話してあげましょう。
おもちゃとは違うと理解させる!
犬や猫、もっと小さなうさぎやハムスターなど、どの動物にも人間と同じ大切な命があることを話しておきましょう。小さな子どもは、ペットをおもちゃのように扱うことがあります。猫のしっぽを引っ張ってみたり、犬に乗ろうとしてみたり、嫌がることも平気でします。その結果、引っかかれたりかまれたりすることも。ペットは生き物ということ、思い通りにはならないことを教えてあげてください。絵本などを使って説明してもいいかもしれません。
ペットにも、老いや寿命が来ること
ペットショップから迎え入れた子犬や子猫も、月日がたてば年をとります。ペットはいつまでも元気ではないこと、ケガをしたり病気をしたりすること、いつかお別れのときがくることも伝えておきましょう。
「やっぱりやめた」はできない
例えば犬を飼いはじめた後「やっぱり猫が飼いたい」「お世話が大変だから飼うのをやめたい」という願いは無理だとお話ししてあげてください。小さな子はときに気まぐれです。ちょっとお世話が面倒くさくなった時や、ペットにパパとママが注目した時の嫉妬心から、つい「もう、いらない」と言ってしまうかもしれません。一度ペットを飼いはじめたら、途中で投げ出すことはできないことを教えましょう。
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ペットを飼う前に決める約束
ペットを飼うためにはどんなことが必要か、どんなお世話があるのか、子どもも含めて家族で話し合って約束事を決めましょう。
家族の中でのルールを決めておく
例えば「パパの仕事部屋に猫を入れない」などの、人間とペットの生活エリアを仕切るルールが必要になるかもしれません。「朝の散歩はパパと子どもがする」「エサは子どもがあげる」などの、お世話に関するルールも決めておくと心構えができると思います。自分たちの生活とペットの居心地の両方を考えて、思いつくルールを定めていきましょう。
子どもでもできそうなお手伝いを考えておく
責任感を養うことにもつながる、ペットのお世話。子どもの年齢に合わせて、できるお世話を担当してもらいましょう。パパやママが決めるのではなく、子どもの希望を聞くことも大切です。自分で決めたお世話であれば、頑張ろうという気持ちも大きくなるからです。無理せずに、毎日続けられるお手伝いがないか話し合いましょう。
子どもがやってはいけないことを伝えておく
ペットを飼っていると、フン尿や吐しゃ物の片付けが必要になります。これらは感染症などの危険もありますので、小さな子どもには触らせない方がよいでしょう。「吐いていたらママに教えてね」と前もって伝えておいてください。子どもが大きくなってきたときに少しずつ任せてみるといいですね。
また、尻尾や耳を引っ張らないなど、ペットの嫌がることも教えておきましょう。子どもがかわいがっているつもりでも、ペットにとっては迷惑な場合もあります。
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