妊娠すると電車通勤がそれまで以上に大変なものになります。満員電車や人混みが多い駅での移動・・・。さらに妊娠によって女性の身体は通常とは全く違う状態に変化します。毎日電車通勤をするにはつらい時期ですが、乗り切るためのコツをご紹介します。
つわりがつらいときの電車通勤対策は?
電車通勤が何よりつらいのはつわりがひどい時期でしょう。特に妊娠初期はおなかも大きくないので見た目で妊婦だと気付いてもらえないこともあるでしょう。つわりのつらいときに自力で電車通勤を乗り切るための対策のうち、簡単なものをいくつかご紹介します。
匂い対策にはマスク着用がおすすめ!
匂いによってつわりのつらさは倍増するものです。電車の中には不特定多数の人が密集しているので、汗、香水、食べ物やタバコなど常に何かしらの匂いにさらされることを覚悟しましょう。感染症の予防も兼ねて、常にマスクを着用することをおすすめします。マスクをする際には顔とマスクの間になるべく隙間ができないように、マスクの端を指で押さえて形を整えましょう。
各駅のトイレをチェック!エチケット袋も持参
吐きづわりの方にとって電車通勤は苦痛以外の何ものでもないでしょう。それでも通勤しなければならないとなれば、通勤ルートの各駅のどこにトイレがあるか確認しておき、電車が止まったときになるべくその近くになる位置を確保して、いざというときにすぐに降りてトイレに駆け込めるようにしましょう。カバンにエチケット袋を常に入れておくと安心です。他に、朝食は出勤してからとるようにする、水分補給やあめ、ガムなどで気分の悪さを紛らわすなどの方法があります。
食べづわりや吐き気対策になる食べ物は?
食べづわり、吐きづわりの妊婦さんが電車内でさりげなく口に入れやすい食べ物には、あめ、ガム、グミ、ラムネ、干し梅などがあります。自分に合ったものを見つけて常にカバンに忍ばせておきましょう。水分をとると落ち着く妊婦さんも多いので、ミネラルウオーターや炭酸飲料、かんきつ系のジュースも携帯しておきましょう。ショウガには吐き気を軽くする作用があるので、ジンジャーエールやショウガ入りキャンディーもおすすめです。
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つらい電車通勤、自分の身は自分で守る!
電車の中では妊婦だからといって、周囲の人が皆気を遣ってくれるとは限りません。ラッシュ時間の仕事の行き帰りは疲れている人も多い上に、むしろ妊婦をよく思っていない人も中にはいるかもしれません。気分が悪くてどうしようもないとき以外は、自分の身とおなかの赤ちゃんは自力で守る意識を常に持っていてください。
妊娠初期こそマタニティマークを活用!
マタニティマークには賛否両論あり、身につけるのが怖い方もいるとききます。中には妊婦でもないのに身につけて座席に座る人もいれば、妊婦だからって親切にしろと主張しているようでずうずうしいと考える人もいます。しかし見た目で妊婦とわからない妊娠初期には特に一目で妊婦だとわかるマークによって助けられることが確実にあるはずです。
優先席前にこだわらずゆとりのある場所を確保!
優先席がすいたら座ろうと思って、その前に立つ妊婦さんも多いと思いますが、ラッシュ時は妊婦さんだからといって席を譲ってもらえるとは限りません。座っている人はスマホをいじったり、寝ていたり、前に立った人のマタニティマークに気付くことはきっと少ないでしょう。それに座っている人だって病気や気分の悪い人だっているかもしれません。座れたらラッキー!ぐらいに考えて、混んできてもしっかりとどこかにつかまれてゆとりある場所に立ちましょう。あまり開閉しないドアの横や、車両中ほどのつり革などがおすすめです。また女性車両車を導入している場合は積極的に利用してみてはいかがでしょうか。男性に囲まれているよりも女性の中にいる方が気分的にも安心できるはずです。
妊娠中の通勤におすすめの服装とは?
ただでさえ大変な電車通勤ですから、苦しくなる服装は避けたいものです。おなかが大きくなれば仕事に差し支えないマタニティーウエアを着れば良い話ですが、妊娠初期でもあまり身体を締め付けたり冷えたりしそうなデザインの服は避け、ゆったりしたものを選びましょう。靴もヒールの高いものはしばらく我慢して、安全面を優先しましょう。
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