いいことばかりじゃない幼稚園受験
幼稚園受験は本当に幼い時に受けることになるため、本人の希望や意思ではなく、親の考えで全てが動いていくことになります。それによって、本人が幼すぎるが故の弊害が出ることも。幼稚園を受験し入園することのデメリットをまとめました。
幼いころから始まる受験対策とプレッシャー
2~3歳で入園試験を受けるということは、それよりも前に試験に向けた準備を始めることになります。この時期の子どもは生まれ月による差や言葉や体の発達の個人差も大きいです。なんとしても受験に間に合わせなければという親の気持ちが強くなりすぎると、必要以上に子どもにプレッシャーをかけることになってしまいます。
幼すぎて見極めが難しい子どもの適正
大学まで系列校があり内部進学するタイプの付属幼稚園を選ぶということは、2~3歳のころにその後の人生20年間を決めてしまうということになります。学校は本人の希望と適正に合わせて選ぶのがベストですが、2~3歳ではまだそれを見極めるのが非常に困難です。入園したとしてもどこかのタイミングで外部受験しその学校を離れる子どももいるのです。
多様な価値観に触れる機会を失うことも
多様性を認めることが必要となってくる世の中の中で、「お受験をして選ばれた仲間」と過ごすことが子どもの世界を狭めてしまうこともあります。特に大学までエスカレーター式に進学できるところでは、一つの教育理念のもと、成長過程の大部分を限定された環境の中で同じ仲間と過ごしていくことになるため、その傾向はいっそう強くなるでしょう。
おわりに
有名な幼稚園が必ずしも子どもにとって最適な幼稚園というわけではありません。幼稚園受験は親主導で行われても、実際に通うのは子どもです。ネームバリューや周りの評判に流されることなく、子どもにとってよりよい園を見極めましょう。
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7歳の男の子と4歳の女の子の母です。試行錯誤の子育てですが、子ども達に成長させてもらっています。
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