奥さんが妊娠30週を迎える頃に控えているイベント、それが両親学級です。夫婦そろっての参加になることから両親学級という名前がつけられていますが、このイベントの実際の主役は旦那さんになります。
今まで知らなかった出産に関する知識や産後の知識というものを、他のパパたちと触れ合いながら体験式で学んでいく貴重な場です。両親学級を経験することですっかりパパらしくなれます。
両親学級ってどんなイベント?
両親学級と聞いてもどんなことをするのかというのはあまり想像がつきませんよね。ママだけが参加する母親学級は、それこそ妊娠初期から1カ月に1回など定期的に行われていますが、両親学級は基本的に妊娠後期に突入する30週くらいを目安に1度だけです。
おおむねママが通っている産婦人科で開催されるものですが、タイミングが合わない場合は市町村が開催していることも多いため、参加する機会はいくらでもあるでしょう。参加費はおよそ1,000円~2,000円の間です。
両親学級は、別名「父親学級」とも呼ばれていて、実質パパのためのイベントです。普段ママとの会話だけではわからないことや、子育てに関する知識を外で学ぶ初めての機会になります。体験型のレッスン方式ですので、体を動かしながら身をもって自分の中に落とし込んでいくことができます。
他のご夫婦との交流
両親学級は同じ時期に出産を控えているご夫婦が一緒に参加するイベントなので、貴重な交流がもてるということも大きなメリットになります。3時間ほどの短い時間ですが、パパという同じ立場の仲間同士とても仲良くなることができます。
自己紹介を通して男の子と女の子、どっちが生まれるのか、普段ママにやってあげていることは何なのかなど、自分とはまた違った接し方や取り組み方が垣間見えるため参考になります。ママも普段パパにはいってないことだけど、もっとこうしてほしいという希望や満足している部分などがいいやすいので、夫婦間でのコミュニケーションも円滑になり、充実した時間を過ごすことができます。
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実際にどんな流れで進んでいくの?
それでは、実際に両親学級がどのような流れで進んでいくのか、大まかな流れを追っていきましょう。
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大きく分けると上記四つの工程で進んでいくと思います。出産についてのお話は、主に立ち会い出産の時などにパパが気をつけなくてはいけないこと、また出産後ママが退院するまでの流れなどを把握できるようわかりやすく解説してくれます。
育児体験では、実際におむつ替えのやり方や赤ちゃんの抱き方、お風呂の入れ方を学んでいきます。パパにとってはまだまだ未知の世界ですが、とまどいながらも少しずつできるようになっていく喜びを感じることができるでしょう。
最後にできたことや難しかったことを簡単に発表するような時間があるかもしれません。他のパパがどんなことを感じたのかもぜひ参考にしてみてくださいね。
着衣型重りで妊婦体験!
また、両親学級の大きな目的のひとつとして、妊娠中の女性の体がどのように変化しているのかということを知るということがあります。「妊婦さんになってみる」という疑似体験は項目として必ずあるのですが、お腹部分が膨らんだ8kg~10kgほどの着衣型重りをつけて、立ったまま床にあるものを取れるか、仰向けで寝るとどれくらい息苦しいのかということがわかります。
ママが普段どんな体と心の状態で過ごしているのかを知ることで、パパはさらに優しく接することができるでしょう。
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33歳。B型。既婚。
妻の妊娠を通して、赤ちゃんができる喜びを経験する。妊娠中の過ごし方や注意点など身を持って体験中。妊活については全般の記事の執筆を担当。
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