知ってるようで知らない!【子どもの日/端午の節句】の基礎知識

「子どもの日&端午の節句」の基礎知識

兜
「子どもの日&端午の節句」には、どうして「かぶと飾り」や「五月人形」を飾り、こいのぼりをあげるのでしょうか?ここでは、「子どもの日&端午の節句」に行われる慣習についての起源や、基礎知識について見ていきましょう。

「子どもの日&端午の節句」にこいのぼりをあげる理由

「こいのぼり」起源は、江戸時代にさかのぼります。もともとは宮中に飾られていた「のぼり」を見た町民がまねしたもので、コイが出世すると竜になるという伝説から、のぼりに縁起もののコイの姿を描いて飾っていました。それがやがて、子どもの立派な成長を祈願して、コイをかたどったのぼり「こいのぼり」を飾るように変化していったのです。

「子どもの日&端午の節句」にかぶとや五月人形を飾る理由

「子どもの日&端午の節句」にかぶとや五月人形を飾る理由は、鎌倉時代にさかのぼります。武士の社会として発展していった鎌倉時代。よろいかぶとは、身を守る大切な武具でした。そこで、男の子の成長祈願のため、座敷によろいかぶとなどの武具を飾って「端午の節句」を祝うようになり、この風習が江戸時代に入ってから、庶民の間で、かぶと飾りや五月人形を飾る風習として広まっていきました。それが、今日にも伝わっているのです。

「子どもの日&端午の節句」にしょうぶ湯に入る理由

すでにご紹介した通り、「端午の節句」は中国から伝わった、薬草による邪気払いの行事として、奈良から平安時代にかけての宮廷で行われていましたが、この時に、邪気払いの植物として使われたのが「ショウブ(しょうぶ)」で、お酒に入れて飲まれていました。それがやがて、お風呂に入れるように変化していったのです。ショウブには、血行促進や腰痛、冷え性に対して効能があり独時な強い香りも相まって、お風呂に入れて入るとリラックス効果が高まりますよ。

おわりに

「子どもの日」は、日本伝統の「端午の節句」の内容を継承した、子どもの成長を祝うお祭りごとです。こいのぼりや五月人形を飾り、縁起もののかしわ餅を食べ、しょうぶ湯に入って邪気を払う。ぜひ、ご家族で「子どもの日&端午の節句」を、たっぷりと楽しんでくださいね。

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