妊娠中の奥さんは、出産への不安やホルモンバランスの崩れなどで普段と違い情緒不安定です。ですから、旦那さんの何気ない一言で傷つき、さらに不安を募らせてしまいます。このようなことが原因で、妊娠中は夫婦げんかが多くなる傾向があります。ここでは、妊娠中の奥さんに旦那さんが絶対に言ってはいけない言葉を九つご紹介します。
体調に関する言葉は絶対に言ってはいけない
妊娠すると体調に変化が表れます。つわりや嘔吐(おうと)、食欲不振など男性である旦那さんには理解しがたいことなので、目に余るとつい口に出してしまって妊娠中の奥さんを傷つけることになるのです。そこで、注意すべき三つの言葉をご紹介しましょう。
1.「つわりで大げさなんじゃなないの?」
つわりは人によって違いがあり、軽い人もいれば入院するほど重症な人もいますし、つわりが全くない人もいます。男性にとって経験できないことですから気持ちが理解できないのでしょう。食事が満足にのどを通らなくて、戻したりする姿を見てもピンとこないので思わず『大げさなんじゃないの?』と口から出てしまいがちです。苦しんでいる奥さんがそんな言葉を受けたらさらにストレスがたまり、つわりがひどくなってしまうかもしれません。
2.「1日家にいるのだから家事をさぼらないでよ」
産休中等で家にいる奥さんに対して「1日家にいるのだから家事さぼらないで」はひどすぎます。妊娠は病気ではないので今まで通り動けると旦那さんは思うのでしょうが、妊娠によるホルモンバランスの崩れで体質の変化が起こり、立ちくらみがしたり気分が悪くなったりすることもあるのです。さらに、おなかが大きいので敏速には動けませんし、重たいものや高いところのものを取ろうとするとバランスをくずし転倒する危険もあります。できるだけ手伝ってあげるようにしましょう。
3.「1日中家にいることができていいね」
旦那さんが必死に働いている傍らで、1日家にいる奥さんを見るとうらやましくなる気持ちはわかります。しかし、奥さんだって本当はもっと仕事がしたいのかもしれませんし、体調に不安がなければもっと外出したいかもしれません。それを我慢して家にいる気持ちをくみ取ってあげてください。出産前にできる家の用事をその日の体調に合わせてこなしているのです。1日家にいるので話し相手は旦那さんだけとういう奥さんもいるのですよ。
4.「男の子(女の子)がほしいなぁ」
赤ちゃんの性別を両親が決めることはできません。旦那さんが無意識に言った「男の子(女の子)がいいなぁ」という言葉に奥さんはプレッシャーを感じてしまうかもしれませんよ。
合わせて読みたい
非協力的な言葉は言ってはいけない
夫婦2人がいて初めて赤ちゃんが誕生するのですから、奥さんにとっては旦那さんと一緒に決めたり出掛けたりしたいのです。ですが、『面倒だ』『好きにして』などのような非協力的な言葉は奥さんをブルーにさせてしまいますので気をつけましょう。
5.「赤ちゃんの買い物がめんどうくさいなぁ」
産まれてくる赤ちゃんは楽しみでも、買い物が好きではない旦那さんもいるかと思います。赤ちゃんに必要なグッズは数がたくさんあってこまごまとしているので奥さんとしては、一緒に育児をする旦那さんと2人で使いやすいものを選びたいのです。ですから、面倒なんて言わずに、2人で買い物を楽しみましょう。妊娠中の奥さんは安心しますよ。
6.「両親学級って行かないといけないの?」
最近では、ママだけでなくパパも一緒に参加できる両親学級があります。育児に協力するイクメンが増えたおかげで、夫婦で参加することが当たり前のようになってきているのが現実です。しかし、『行きたくない』なんて言ってしまうと奥さんは、育児に協力してくれないのではないかと不安になってしまいます。ですから、パパが一緒に参加してくれると、ママはとても心強いです。
7.「なんでもいいいよ」「好きにしていいよ」
いかにも非協力的な態度を見せてしまうと奥さんは悲しくなります。二人目以降の出産なら要領がわかっているので逆に自分で好きなようにできて楽かもしれませんが、初めての出産だとわからないことが多いので旦那さんを頼りにしたいのです。旦那さん自身も仕事で疲れていれば何でもよくなるかもしれませんが、休日など時間の余裕がある時に2人でこれから産まれてくる赤ちゃんについてしっかり話し合いましょう。
合わせて読みたい
高校2年と小学6年の女の子の母です。パンとお菓子作りが生きがいです。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。