世界各国の離乳食事情(北米・南米編)
日本のように、主食が米ではない国も少なくありません。また、日本では調味料などを離乳食にあまり使用することはないのですが、北米・南米ではどのような離乳食事情なのでしょうか?ここでは、アメリカ・メキシコ・ブラジルの離乳食について見ていきましょう。
アメリカにおける離乳食の考え方・特徴
アメリカでは、生後4カ月頃にはじめられる離乳食。シリアルタイプの米に、ミルク・水・ジュースなどを加えて与えます。手づくりよりも市販が一般的で、初期の段階でアボカド・洋ナシなどフルーツ類も多く与えられるのがポイントです。
その他
- オーガニックのシリアルもある
- アボカド、プルーンなどのフルーツが人気
メキシコにおける離乳食の考え方・特徴
まずはトウモロコシの粉を使い、水・ミルクなどで溶いて与えはじめます。びっくりなのは、オレンジやリンゴなどフルーツの上にチリパウダーやライムをかけること!赤ちゃんにチリパウダーというのは、香辛料の国メキシコならではの考え方ともいえます。日本で同じ離乳食を作ったら、周りからも驚かれることでしょう。
その他
- 葉物は繊維が多いので早い時期からは食べさせない
ブラジルにおける離乳食の考え方・特徴
ブラジルでは、生後3カ月頃から離乳食がスタートします。日本よりもかなり早い印象ですね。はじめはフルーツのペーストから与えはじめ、豆などもすりつぶしてあげます。生後5カ月頃になると、味付けをほどこされた牛肉・鶏肉も与えはじめます。日本よりも数カ月早い段階でステップアップしていくブラジルの離乳食です。
その他
- 果物が豊富なのでさまざまなフルーツを離乳食として与えている
おわりに
各国での食文化の違いが、離乳食にも大きく反映されていることがわかりました。日本では「こうあるべき」という考え方も、他国ではその逆をよしとする場合もあります。比較してみるとその違いに驚くことも多いのですが、多様性を知ることで考え方の幅が広がるきっかけにもなるでしょう。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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