小学校の先生の業務スケジュールとは
ここまでは、小学校の先生の仕事内容について見てきました。では業務スケジュールはどうなっているのでしょうか。先生の1日のスケジュールと夏休みや冬休みのスケジュールについて見ていきましょう。
小学校の先生のスケジュール
先生の受けもつ業務や学校によっても異なってきますが、一般的な1日のスケジュールは、次のようになっています。
1.出勤
おおよそ7時30分ぐらいには、学校に出勤してきます。校門で児童の出迎えをする先生は、もっと早いこともあります。
2.朝の打ち合わせ
朝会などが始まる前には、今日1日の活動を確認します。
3.授業
8時30分の朝会から15時ぐらいまでの間は、授業などの通常業務を行います。授業だけでなく、給食や掃除、ホームルームなども行います。中休みや昼休みは、子どもたちと一緒に遊ぶことも仕事のひとつ。
4.下校指導
授業が終わると、児童がきちんと下校できるように、下校指導を行います。放課後に校区の見回りをしたり、通学地域ごとに児童を集めて集団下校の指導をしたりする学校もあります。
5.各種会議・学校事務
児童が下校したあとは各種会議に出席したり、テストの採点や明日の準備などを行ったりします。それが終わると退勤します。
夏休みや冬休みには何をしている?
よく、「小学校の先生は夏休みや冬休みがあっていいね」という話を聞きます。しかし小学校の先生は、夏休みや冬休みにも仕事が多くお盆の期間など一部を除いて、ほぼ毎日仕事をしているのです。
たとえば夏休みのプールがある期間は、交代で当番をしていますし、サマースクールなどで学習指導も行っています。また運動会などの行事の打合せも休み期間に行うことが多いです。普段では時間の取れない、研修や講習も夏休みや冬休みの間に行うことも多いです。
おわりに
小学校の先生の業務は、多岐にわたるうえに、現在はコロナ予防も重要な業務になっています。小学校6年間は子どもたちにとってとても重要です。小学校の先生の仕事内容を知ることで子どもたちの学習面だけでなく、人間としての成長に先生がいかに深く関わっているかわかると思います。「先生は授業さえやっていればいいから楽だ」「長期休みがあってうらやましい」といった安易な想像がまちがっていることがわかるでしょう。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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