学童保育の先生ってどんな仕事? 資格は必要?

学童保育の先生
学童保育とは、親が仕事やその他の理由で昼間家庭にいない小学生が、放課後を過ごす場所です。学童では、学校の先生とは違う「学童保育の先生」が子どもたちを受け入れて、帰宅までの時間を過ごしています。子どもが好きな人や教えることが好きな人にとって、学童保育の先生は魅力的な仕事にみえるのではないでしょうか。
今回は、学童保育で働く先生の仕事にスポットを当てて、仕事内容や資格についてお話しします。

学童保育の先生ってどんな仕事Q&A

子どもと遊ぶ
学童保育の先生の仕事内容は、学童保育に通った経験がなければわかりにくいものです。「子どもと関わる仕事」ではあるけれど、学校の教師や幼稚園教諭のようにカリキュラムにそって授業をすることはありません。まずは、学童保育で働きたいと思ったら知りたくなる質問に答えてみましょう。

子どもとずっと遊んだり勉強したりするの?

学童保育は、子どもが自宅で過ごす感覚で放課後を過ごせるように環境づくりをしています。元気な小学生でも、集団生活は疲れるものです。子どもによっては、体調が悪いことを我慢して一日を過ごし、やっとの思いで学童保育に到着しているかもしれません。学童保育では、遊んだり勉強したりする前に、子どもを観察します。自治体にもよりますが、子どもが宿題などで困っている場合はサポートすることもあります。

子どもとだけ関わっている仕事?

学童保育の先生の、仕事の大半は、子どもと関わる仕事です。しかし、子どもを預けている保護者とのやりとりも大切な仕事になります。小学生は、保育園や幼稚園時代よりも自我が芽生え、時には友達同士のトラブルも発生するのです。学童保育の先生は、保護者にトラブルの様子を伝え、家庭でも子どもの様子をみてもらうようにお願いすることもあります。時には、保護者からのクレームを受けることもあるでしょう。学童保育の先生は、子どもと同じ目線で仕事をする一方で、保護者の対応を求められることもあります。

子どもが学校に行っている間の仕事は?

学童保育は、放課後から始まります。しかし、学童保育の先生は午後には学童保育に来て、受け入れの準備を始めなければなりません。学校がある日は、昼ごろから出勤します。夏休みなどで学校が長期休みに入れば、朝7時ごろから出勤して受け入れ準備を整えることが多いようです。
出勤して子どもを受け入れるまでの仕事内容は、おやつの買い出しや掃除になります。学童保育のサービス内容によって仕事内容は異なりますが、学校がある日の出勤時間帯はおおむね10時から12時です。

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学童保育の先生は資格がないと働けない?

保育士の資格
学童保育では、さまざまな経歴を持った人や年齢層の人が働いています。学童保育の先生は、子どもと関わる仕事のため、なんらかの資格が必要な気がします。「子どもが好きだけど、なんの資格もない」という人のために、ここからは学童保育の先生の資格についてお話しします。

子どもが好きなら資格はなくても大丈夫

学童保育の先生は、特別な資格がなくてもなることができます。学童保育では、大学生がアルバイトとして働いていることもあるのです。子育て経験がある人は、資格よりも経験がかわれて即戦力として採用されるでしょう。ただし、資格がなくても「子どもが好き」という気持ちは必須です。放課後は、学童保育の先生が保護者の代わりになって子どもに寄り添う必要があります。子どもが話しかけやすい雰囲気は、子どもが好きな人でなければ出せないものなのではないでしょうか。

保育士資格がある人の転職先としても人気

学童保育では、保育士資格を持っている人がたくさん働いています。学童保育は、2015年の法改正により小学6年生まで受け入れられるようになりました。しかし、実際は受け入れ人数や施設面積の関係から、低学年の子どもが多く利用しています。保育士資格を持っている人は、小さな子どもの扱いや特徴を理解しているため、積極的に採用される可能性はあります。

2015年に新設された放課後児童支援員とは

学童保育では「放課後児童支援員を二名以上配置しなければならない。そのうち一人は補助員に代えることができる」という決まりがあります。「学童保育の先生」として働くだけならば、資格はいりません。しかし「放課後児童支援員」になるならば条件があるのです。条件の一例としては「保育士や社会福祉士または教師の資格を持っている」「児童福祉事業で二年以上の実務経験がある」などがあります。それらの条件をクリアしている人が、決められた研修を受けると放課後児童支援員になれるのです。

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