わが子が小学校に入学したら生活は楽になるだろうと思っていたのに、働くママにとって不都合なことや負担になってしまうことが意外とあった!それが「小1の壁」です。そのひとつひとつは実は小さな壁。でもそれが積み重なっていくことで、ママの仕事に差し支えるような大きな壁になってしまうことも…。そんな「小1の壁」を上手に乗り越えていくための秘策をご紹介します。
働くママが悩む「小1の壁」三つ
3月まで幼稚園や保育園に通っていた子どもが小学校に入学したからといって、すぐに手がかからなくなるわけがありません。にもかかわらず何かと手厚かった幼保時代と違って、小学校では思いのほか親のやるべきことがあります。アンケート見てもなんと90%以上の親が両立の不安があると回答しています。特に多くの働くママが悩む「小1の壁」を三つ挙げてみました。
【小学生に上がるタイミングでの両立への不安はありますか?】
壁その1.学童の預かり時間の違い
保育園の預かり時間は朝も早く、夜も8時~9時までと比較的遅くまで可能でした。しかし学童保育では遅くとも19時くらいまでしか預かってもらえません。そして学童の登校時間は7時半~8時前後が一般的です。夏休み、冬休みなどは子どもより早く出勤するママはちゃんと学童に登校したのか確認できずにとても心配になります。
壁その2.一人じゃできない、宿題地獄
1年生の宿題なんて簡単、と思うかもしれません。ところが名前を書くだけでも子どもには一苦労。大人が見ていなければ平気でミミズのように見える解読不能な文字を書きます。答えが間違っていようがお構いなし。全て自分できちんとできる子は少ないでしょう。学校側も低学年のうちは、おうちの方が見守る中で宿題をやることを前提として出しているのです。
壁その3.授業で使う材料は家庭で用意
1年生の図工や生活科の授業で何かを作る際は、ほとんどの場合、材料を家庭で用意しなければなりません。空き箱、ペットボトル、紙コップ、ビーズやモール、折り紙…。大抵は余裕をもってお手紙や連絡帳で知らされますが、つい用意するのを忘れていて子どもに「ママ、明日図工だよ?用意してくれた?」といわれ、あわてて夜の100円ショップに走ることになるのです。
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永遠じゃない小1の壁 お母さんも1年生
「小1の壁」を上手に乗り切る秘策、それは割り切ること。ママも小学生の母としては子どもと同じ1年生。半年もすれば様子がわかるようになり、1年たてば学校の流れが見えてリズムがつかめてきます。今は仕事の手を少しだけ緩めて、お子さまと一緒に1年生をがんばってみましょう。
壁対策その1.素直に職場に相談
仕事も育児もがんばりすぎると、ママが疲れてしまいます。すると、子どもにつらく当たってしまったり、職場でミスを続けてしまったり…悪循環ですよね。そうなる前に職場に相談してみましょう。フレックスタイムや時短制度などの子育て支援制度があるかもしれません。子どもが学校に慣れるまでの短い間です。周りに知ってもらうだけでも急なお休みなども取りやすくなりますよ。
壁対策その2.『見ているよ!』のサインだけで十分
一人で完璧に宿題をこなすことは難しいけれど、ママに褒めてもらえる!と思うと、子どもは一生懸命がんばるものです。夕飯の準備をしながらでもいいので何か声をかけてあげてください。「昨日よりお名前が上手!」「計算カード、ママがご飯を作る間にできちゃう?」ママはちゃんと見ているよ!のサインを送ってあげる、それだけでいいんです。
壁対策その3.日ごろから材料ストック
材料を持参しなければならない授業は図工や生活科が多いです。教科書が配られたらすぐにどんなものが必要かチェックします。そして空き箱やペットボトルがでたら大きめの箱などにポンポン入れて常にストックしておきましょう。折り紙や飾り(モールやビーズなど)は時間があるときに一緒に100円ショップなどへ行き、多めに用意しておきます。
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小6の息子と小1の娘のママです。パン作りと洋裁が好きです。
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