これからは、夫婦共働きが当たり前の時代。とはいえ、子育てしながらフルタイムで働けるかどうか、不安な方も多いのではないでしょうか。育休から復帰後、時短勤務を希望すべきか、フルタイムにするべきか?先輩ママのスケジュールを参考に、考えてみましょう。
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保育園をフル活用!乳幼児ママのスケジュール
子育ても大切ですが、せっかく積み重ねてきた仕事のキャリアを無駄にしたくはありませんね。フルタイム勤務の予定があれば、保育園入園の優先順位も高くなります。実際に、乳幼児を保育園に預けて働くママのスケジュールを例にあげてみました。
自宅・勤務先・保育園の距離がポイント
余裕を持ったスケジュールにしたい場合は、自宅・勤務先・保育園の距離がポイントになります。三つが比較的隣接していれば、朝夕のスケジュールに余裕が生まれます。
家事は週末にまとめるか時短を意識
子育てしながらフルタイム勤務をする場合は、家事労働の時間をいかに短縮するかがカギとなります。できるだけ家事は週末にまとめるか、時短を意識して日々の負担を軽減したいですね。家事や育児を分担してくれるパートナーがいれば、さらに余裕が生まれます。保育園からは毎日大量の洗濯物を持ち帰ることになりますので、肌着や洋服はたくさん用意しておくか、ボタンひとつですべてが完了するドラム式洗濯機を導入するなどの対策も必要です。食事は一汁一菜で十分!イライラせずに子どもと向き合えるように、上手に手を抜きましょう!
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学童クラブを利用!小学生ママのスケジュール
子どもが小学生にあがる段階で、保育園は卒園です。小学生になると、地域の学童保育に登録して預かってもらうことになります。公立の学童もあれば、私立のもの、有志で立ち上げたものなど、地域によって運営母体や預かってくれる時間もまちまちです。
学童利用は小学3年生までが多い
学童保育の利用は、小学校3年生まで、という自治体が多いようです。学童クラブを利用したママのスケジュールを例にあげてみました。
小学4年生以降の過ごし方が課題
子どもが小学生になると、自分でできることが増えて、ママの負担はぐっと少なくなります。そのかわり、学校の宿題チェックや、持ち物の準備など、声かけをしてあげる必要は増えてきます。多くの学童保育は小学校3年生までの利用制限があるため、それ以降の学年になったときの放課後の過ごし方が課題です。ひとりで留守番をするお家に、双方向で会話ができるインターホンを設置したり、見守りケータイを持たせたり、子どもが安全に過ごすためのサービスを検討するとよいでしょう。
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フルタイム勤務には周囲の協力が不可欠
子どもの居場所を確保できれば、子育てをしながらフルタイム勤務をすることはけして不可能ではありません。しかし、勤務には周囲の協力が不可欠です。家事・育児を分担してくれるパートナーや、実家の両親、同僚の理解なども仕事を続けるためには必要な要素です。
いざというときの備えも重要
スケジュールがうまくまわるのは、子どももママも健康で元気であることが大前提。急な病気や、不測の事態があっても大丈夫なように、いざというときの備えも重要です。乳幼児のうちは、病児保育をおこなってくれる機関が近くにあるか確認しておきましょう。多くは事前登録が必要になります。また、自治体がおこなっている保育サービスも調べておきましょう。何でもないときに利用して、サービスに慣れておくと、いざというときにも子どもが拒否反応を起こしにくく、助かりますよ。
ママ同士のコミュニケーションも大切に
保育園や学童保育では、同じようにフルタイムで働くママ同士のコミュニケーションも大切です。普段はつかず離れずのほどよい距離感を保ち、困ったときは「おたがいさま」とフォローしあえるような関係を築けたら最高ですね。しかしそこまで仲良くなるのは一朝一夕にはできないことですから、ちょっとした情報交換ができるくらいのお付き合いを心がけておくとよいでしょう。
おわりに
子育てをしながらフルタイムで働くには、家事の省力化、時短化に加え、周囲の協力、そしてママ本人のやる気とパワーが必要になってきます。時にはあきらめたくなることがあるかもしれません。しかし、継続したキャリアは自分の財産になりますし、子どもが小学校の高学年になれば時間のやりくりも楽になります。家事も育児も仕事も7分くらいの力で細く長く続けられるように息抜きをしながら、調整してみてください。
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