独身・妊娠中まで保育士として働いていた、出産後に保育士資格を取得したなど、現在子育て中心の生活を送っているママのなかにも保育士資格を持っている人がいるはずです。子育てが落ち着いた段階などで保育の仕事に就きたいと考えているママが、子育て中にできるスキルアップについてご紹介します。
保育士としてスキルアップするためのポイント
保育士資格を持ち、子育て中にスキルアップを目指しているママ。近年では保育士に関する政府の取り組みが進み、賃金など待遇向上の施策も進められています。これからの日本において、保育士として活躍していくにはどういったスキルアップを考えていく必要があるのでしょうか?
資格だけの知識よりも実技が重宝される
保育士のスキルは、保育士資格以外にも学べるジャンル・資格がたくさんあります。しかし、資格取得しただけの机上の知識より、実技がとても重宝されるのがポイントです。
例えば子ども同士のケンカでどういった対応をするといいか、保護者からの相談・問い合わせでどのように回答するといいかなど、実務経験があってはじめてスムーズに対処できることもたくさんあります。これからの保育士には、専門的な保育知識はもちろんのこと、幅広い分野やシーンに対応できる能力が求められています。
子どもの強み・主体性が引き出せる力
保育士は子どもに対して、幼少期に与える影響力が非常に大きい存在のひとり。子どもが伸びやかに自分の性格や特長を生かして成長していくには、保育士が行う保育が重要なポイントです。子どもが自分に自信を持ち、自ら積極的に行動する主体性を引き出すことが、保育士には欠かせない力といえるでしょう。
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資格以外でもスキルアップできることとは?
保育士資格は国家資格として知られていますが、保育士資格・民間資格以外で保育士のスキルを高めることができるポイントにはどういったことがあるでしょうか?
実生活で子どもとのふれあい方・実技を磨く
現在子育て中で、専門的な勉強をする時間がない人もいるでしょう。必ずしも勉強だけがスキルアップではありません。現在の実生活がまさしく保育の現場であり、培えるスキルが豊富にあるのです。
例えば子どもと遊びながらピアノを弾いてみる、一緒に絵を描いたり粘土遊びをしたりする、絵本の読み方に工夫を凝らしてみるなど、保育士として腕を磨くシーンはたくさんあります。ぜひ実生活のなかで実技スキルを磨いてみましょう。
ママ同士のコミュニケーションを積極的に
現在近くにいるママ友はもちろんですが、支援センターなどで新しくママ友が増えるといったこともあります。ママ友とのふれあい、ママ友の子どもとのふれあいを通し、コミュニケーションスキルを磨きましょう。
ママ友とのコミュニケーションは、保育園での保護者とのコミュニケーションにも通ずるものがあります。保護者との関係を良好なものにできるスキルは、保育士として欠かせない要素のひとつです。
育児関連の書籍を読む
子どもの強みや主体性を生かすといっても、具体的にイメージすることは難しいもの。子育て中の合間を有効活用し、育児関連の書籍を読んでみましょう。子どもの考えを読み取ったり、子どもの行動を観察したりしながら、子どもに寄り添い、見守れる存在になれるよう工夫してみましょう。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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