親子で取り組む騒音対策
騒音を立てているのは、子どもたちです。「小さいから仕方がない」「子どもだからしょうがない」と思う場面ももちろんあります。しかし、親だけが苦情を恐れて神経をすり減らしていても、ストレスがたまって余計に子どもを叱ってしまうだけです。小さい子でも小さい子なりに、注意や約束を守ることを教えて、親子で騒音対策に取り組んでみましょう。
日頃からご近所へのあいさつは欠かさずに!
騒音問題がこじれがちなのは、お互いのコミュニケーションが不足しているからだという考え方があります。公園で見かける全く知らない子どもの声はうるさく聞こえるのに、自分の孫の声はうれしく感じるお年寄りが多いのはそのためです。対策として、日頃から、階下、両隣のご近所さんにはあいさつを欠かさないようにします。これは、親だけではなく、子どもも一緒にです。うまくあいさつができなくても、「ごめんなさい、まだ小さくて」とフォローしておきましょう。子どもに親しみを持ってもらうことが大切です。「気をつけてはいるのですが、うるさくしていると思います。申し訳ありません」と、先んじて謝る習慣をつけておくと、相手も悪い気はしません。
家の中で走らない!配置の工夫
「家の中では走らない」これは、危険防止のためにも家庭のルールとして採用してください。もちろん、小さな子ほど守れない場合が多いと思います。そんなときは、物理的に家の中を走れないよう、家具の配置を工夫して直線距離を短くしてみてください。また、休みの日や、時間があるときは、なるべく外で走り回って遊べるように大人がつきあってあげましょう。家でも外でも思いっきり発散できなければ、子どももストレスがたまります。保育所でも、「お部屋の中では走らない」は徹底しています。1歳児のうちから繰り返しいって聞かせることで、3歳以下の子どもたちでも、ルールを守れるようになっていきます。
終わりに
子育て中の家庭ならお互いさまで終わる話なのですが、騒音問題はどうしてもこじれてしまいがちです。一度気になり出すと、細かい音も気になってしまう悪循環に陥ることが多いからです。しかし、十分に対策をしていれば、もし苦情がきたとしても、きちんと誠意を持った対応ができます。できれば管理会社などの第三者に間に入ってもらい、対応するようにしましょう。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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