先生のひいきに対して親ができる対処法は?
少しひいきされるくらいなら問題ありませんが、ひいきされることで問題が起きている場合は親が対処しなくてはいけません。最後にわが子がひいきされているときに親ができる対処法をまとめてみました。先生のひいきに困っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
他の先生にひいきについて相談する
子どもが特別にひいきされていることに対して、直接担任の先生に話すのは気が引けるでしょう。ひいきされていない側ならまだ分かりますが、ひいきされている人が苦情を言っても、先生も何が悪いのか分からないかもしれません。そこで学年主任など他の先生に「わが子がひいきされすぎて困っている」「全員平等に接するように言ってほしい」と伝えてみましょう。何か対処してくれるかもしれません。
子どもへあなたは悪くないとフォローする
ひいきされていることを他の子どもから指摘されて、わが子が落ち込んでいる場合はしっかりフォローしてあげましょう。「あなたは何も悪くない」「先生もあなたがかわいいと思ってるから、特別扱いしてしまうんだよ」と声をかけて、気にすることはないと励ましてあげましょう。また、〇〇ちゃんからこんなことを言われたと子どもが報告してきたら、親身になって話を聞いてあげてください。
他の親に何か言われても堂々とする
ひいきをよくないと思っている他の親から何かを言われたときは、振り回されずに堂々としていましょう。ひいきをされている側は何も悪くないので、肩身の狭い思いをする必要はありません。また、こうしたことを言ってくる人は言われて傷ついている様子を見ると、余計に言ってくる性質があるので、言われても何も動じないのが一番です。
おわりに
先生も人間ですから、ダメだと分かっていてもついお気に入りの子をひいきしてしまうことがあります。ひいきは一見都合がよく思えますが、他の子どもや親から悪口を言われたり、子どもが勘違いをしたりするデメリットもあるのです。程度がひどいときは他の先生に相談や、子どもにあなたは悪くないと言ってフォローし、親がうまく対処することが重要となります。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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