子どもが通う学校は大丈夫?最近よく聞くスクールハラスメントとは?

スクールハラスメント
スクールハラスメントとは、学校でおこなわれるハラスメント全般をさしています。社会で認知されているハラスメントには、セクシュアルハラスメント、パワー・ハラスメントなど、いくつかの種類がありますが、小学校でも例外ではありません。スクールハラスメントにどう対応すればいいのか、その実態と対策について解説します。

スクールハラスメントはいじめと違うの?

子どもを叱る
スクールハラスメントとは聞きなれない言葉かもしれませんが、本質的には社会一般で認知されているハラスメントと違いはありません。セクシュアルハラスメント、パワーハラスメントに加え、アカデミック・ハラスメントと呼ばれるものも存在します。

学校での「いじめ・嫌がらせ」はスクールハラスメント

ハラスメントという言葉の意味は、「いじめ・嫌がらせ」です。学校内でおこなわれるいじめや痛がらせは、すべてスクールハラスメントだと考えてよいでしょう。ただひとつ、大きな違いは、「いじめ」がいじめ防止対策推進法という法律で定義された行為であることです。「いじめ」は、「いじめを受けた」という被害児童の主観で判断されます。一方、スクールハラスメントには法的な定義はなく、被害を受けている本人の受け取り方に関わらず、周囲の「ハラスメントではないか?」という指摘によって判断されることがあります。これは、当事者同士がハラスメントを実感していなくても、周囲の指摘によって、ハラスメント環境を改善できるということです。

教師から児童へのハラスメントが問題

子ども同士のいじめや嫌がらせについては、社会で大きな問題になっていることもあり、学校側も十分な対処ができるよう、注意をしています。しかし、問題なのは教師から児童へのハラスメントです。そもそも教師と児童の間には絶対的な力の上下関係があり、パワーハラスメントが起こりやすい下地があります。また、性的な知識が乏しい児童や、思春期を迎えた高学年児童に対するセクシュアルハラスメントも問題になっています。教育現場では、「教育的指導」という名目でそれがハラスメントだと意識することなくハラスメント行為をしている恐れもあり、保護者の注意が必要です。

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スクールハラスメントの実態

学校の教室
実際に、スクールハラスメントといわれる行為には、どのようなものがあるのか、具体的な例をあげて検証してみます。ハラスメントのなかには、「こんなことも?」と思うようなこともありますし、時代の変化によってハラスメントだと定義されるようになった事柄もあります。

子どもが傷つく言動

子どもたちは、学校でさまざまな体験をします。勉強でも運動でも、すべては学びの途中で、はじめからうまくできる子はいませんし、苦手な分野があるのは当たり前です。しかし、教師によっては「こんなこともできないのか」「何度教えてもわからないならしかたがない」などと、子どもたちの努力を否定したり、突き放すようなことを言ったりする人がいます。ひどい場合は、クラスメートの前で子どもをバカにしたり、不当におとしめる発言をしたりする人もいます。このような教師はごく一部ですが、悪意はなくても軽い気持ちで言ったひとことが、子どもの心を傷つけていることもあるのです。特に、子どものした行為そのものではなく、人格を否定するような叱り方はハラスメントの要素を含んでいます。また、「男みたい」「おかまみたい」など、ジェンダーに関する発言にも注意が必要です。

学校のルールにもハラスメント的なものがある

昔からの学校のルールが、ハラスメントになっている事例もあります。例えば、体育の授業の着替えがそうです。男女が同じ教室で着替えることに抵抗を感じる保護者は多いでしょう。別になるのは何年生からなのか、学校に確認してみてもいいかもしれません。また、クラブ活動で「先生の許可がないと水を飲んではいけない」と指導するのも、パワーハラスメントの一種になります。

学校のなかの細かなルールは保護者には可視化されにくく、子どもたちは「先生の言うことだから」と素直に従っています。ときどき学校の様子を聞いてみたり、授業参観の様子を観察したりして、問題がないか確認することをおすすめします。

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2歳差で生まれた娘と息子はすでに高校生。子育ても一段落したと思いきや、思春期の悩みに付き合わされている40代後半の働くお母さんです。保育の現場で子ども達に癒やされながら日々勉強中。しかし子育てには、教員免許もたいして役に立たず。それよりも、演劇部で鍛えた妄想力と演技力の方が役に立ったような気がします。「子どもの主食はあそび」の信念で、とにかく楽しく、子どもの人権を尊重した育児が理想。あくまで、理想・・・。

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