離婚して父親が親権を持った場合のメリットとデメリット

父親の親権
子どもを持つ家庭の両親が何らかの事情で離婚した場合、子どもの親権は母親が持つ場合がほとんどでした。しかし最近では、父親が親権を持つ家庭も増えてきているようです。父親が親権を持つ場合と、母親が持つ場合とではどのような点に違いがあるのでしょうか?メリットとデメリット両面について、ご紹介します。

離婚後に父親が親権を持つのは意外?

パパと歩く
ひと昔前なら、離婚後の親権が父親にあるのはめすらしいパターンでした。現在でも、両者ともが親権を希望している場合には、子どもが小さければ小さいほど、母親が有利だと言われます。しかし、父親側が親権を持つ離婚夫婦は、意外と多くいます。有名人でも父親が親権を持っている人たちがいますので、参考に見てみましょう。

2児の親権を持つ、ココリコの田中直紀さん

2017年に離婚された、お笑い芸人ココリコの田中直樹さんと、女優の小日向しえさん。最近のことなので、ニュースなどでご存じの方も多いのではないでしょうか?2003年に結婚したふたりの間には、2004年生まれと2008年生まれの男の子が2人います。そして彼らの親権はどちらも、父親である田中直樹さんだそうです。ただ、父親の田中直樹さんが親権を持った上で離婚という道を選んだふたりではありますが、子育ては現在も協力しながら行っているようですね。

女優・雛形あきこさんと、CMディレクターの夫

2013年に俳優の天野浩成さんと再婚された女優の雛形あきこさんは、CMディレクターである夫との間に一女をもうけています。2000年に出産されて2003年に離婚されているので、当時子どもはまだ4歳にもなっていなかったことになります。多くは親権を持つ親が養育もしますが、雛形さんの場合は離婚当時、親権は父親であるCMディレクター、養育は雛形さん、という形だったそうです。双方の同意があれば、こういう形もあるようです。

女優の中山美穂さんと、作家の辻仁成さん

女優・歌手である中山美穂さんと、作家の辻仁成さんは、2014年に離婚しました。当時も、親権を父親である辻さんが持つことで、話題になりましたね。ふたりの間には息子がいます。当時生活の拠点は海外でしたが、離婚後、中山さんは日本に活動の場を移しました。辻さんが親権を強く望んだことと、生まれたときから海外で暮らしていた息子が日本へ行くのを望まなかったことから、親権が辻さん側にいったという背景もあったようです。

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父親が親権を持つことが難しい理由とデメリット

ママと暮らす
家庭の形は人それぞれですので、父親が親権を持つことは何もおかしなことではありません。ただ、日本でこれまで「離婚後の親権は母親」というパターンが多かったのには、もちろん理由があります。それを見ていくことで、離婚後の親権が父親にある場合のデメリットが見えてくることでしょう。

子どもと接する時間が多いのは母親であること

ほとんどの家庭では、父親がフルタイムで働き、母親は専業主婦か、そうでなくてもパートや残業なしの会社を選んで働いている場合が多いでしょう。そのため、育児のメインは母親になりがちです。また、両親が離婚して父親が親権を持つと、子どもが寂しい思いをするのではないか、きちんと面倒を見てもらえなくなるのではないか、という点が心配され、父親は親権を取りづらいと言われています。父親側も、このような問題を心配して、親権を諦めるということがよくあるようです。

子どもの生活の変化が大きいと好ましくない

両親の離婚によって、子どもの生活に大きな変化を与えることは望ましくありません。大人の都合で子どもの生活を変えるのは、子どもにとって大きなデメリットです。例えば、転校が必要になったり、食事を用意する人が変わったりすることもあるでしょう。また精神的にも、子どもの多くは、母親に依存するものです。子どもが幼ければなおさらでしょう。そのため、母親が親権を持ったほうが、子どもに与える影響は少ないと判断される傾向があるのです。

子ども自身が、母親と暮らすことを望む場合が多いこと

一概には言えませんが、物心がついたときから子どものそばにいる時間が長かったのは、やはり母親である場合が多いです。父親が残業や出張などで家を空けている時間も、母親はいつも子どもと一緒にいて、世話をしながら同じ時間を共有しています。そのため、子ども自身が母親と一緒にいることを望むケースが多く、子どもがハッキリと自分の意思表示が可能な年齢であれば、それは大いに考慮されるでしょう。

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