姑にいびられたときの上手な対処法
いつの時代であっても嫁姑問題というのは結婚した女性の、永遠のテーマですよね。しかし、できることなら姑と良い関係を築きたいと思っている人も多いはず。ここからは、嫁いびりしてくる姑と上手に付き合っていくための方法を紹介していきます。
姑は他人だと割り切ることが重要
夫の母親といっても、嫁からすれば他人です。違う人間なのだから分かり合えなくて当たり前と、始めから割り切ってしまえば気持ちも楽になるでしょう。やられたらやり返すというのは少し幼稚ですし、何の解決にもなりません。姑が何かいってきても、笑顔で聞き流すくらいの気持ちでいることが大切です。つい反論したくなる気持ちも分かりますが、そこはこちらが大人になってグッと堪えましょう。嫁の反応がないと姑も面白くなくなり、意地悪もなくなっていきますよ。
姑に歩み寄り味方につける作戦も
姑の嫁いびりがなくなってきた頃合いを見て、今度は自分から姑に歩み寄って見ましょう。「これまでのことはもう気にしていませんから、もう意地悪しないでくださいね」と笑顔でいってみてください。また、「本当はお義母さんと仲良くなりたいんです」と素直な気持ちを伝えてみるのも良いでしょう。歩み寄りが成功すれば、そこから新たに仲の良い親子関係は築いていけるものです。思いやりを持って接していれば、姑も心を開いてくれることも多いでしょう。
夫に相談して自分の味方につける
少し勇気がいるかもしれませんが、姑からいびられていることを夫に打ち明けてみましょう。夫にあなたのストレスを理解してもらい一喝してもらえば、姑の嫁いびりはなくなる可能性が高いです。いくら姑でもかわいい自分の息子からいわれたら、強く言い返すことはできないからです。ただ、上記のどの作戦もうまくいかないような、強烈な姑の場合は、自分で嫌だということを直接伝えるしかありません。どう思われるかなど考えず、姑に「NO!」という勇気も大切です。
おわりに
嫁と姑は、同じ女でも価値観が全くといって良いほど違うもの。しかし、姑に対する視点を変えてみるだけでお付き合いがグッと楽になることもあるのです。姑はこれから先も長く付き合っていかなければならないのですから、苦手意識ばかり持つのではなく、姑の良いところを見つける努力をすることが、円満な嫁姑関係を築くための秘訣(ひけつ)なのかもしれません。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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