同居開始前に!考えておくべきポイント
同居に向けて動き出す前に、慎重に考えることが大切です。また、お互いが不快な思いをしないためにも、ルールを設けることがおすすめです。実親とほどよい関係を築くために、押さえておくべきポイントをご説明します。
ルールを設けてプライバシーを尊重
同居生活がうまくいくか・いかないかは、スタートが重要です。実親と円満に暮らしているご家庭では同居開始する際に、次のようなポイントを押さえています。
ルールを設ける
保育園関係の用事は3日前までに伝える、夜9時以降は用事を頼まない、など。ビジネスライクに見えるかもしれませんが、重要な点です。
プライバシーを守る
勝手に郵便物を開封しない、断りなく寝室に入らない、など。親しき仲にも礼儀ありですね。
役割分担を決める
保育園に送るのはママ、お迎えはおばあちゃんなど、きっちり分担した方が、そのときどきで頼みごとをするよりスムーズです。
実親との同居には上記のような「線引き」が重要です。「そこまで必要?」と思わずに、同居開始前に考えておきましょう。
諦めが肝心?同居派は割り切ることが重要
実親との暮らしは、楽しいことばかりではありません。だからといって、トラブルを避けるためにピリピリと気を張り詰めていては、疲れてしまいますよね。
大阪市が三世代同居、あるいは近居している人を対象に行ったアンケートによると、子世代の悩みとして「人間関係の面で気を使う」という声が38・5%ありました。一方で、祖父母世代はというと、気を使うと回答した人は11・0%にとどまっています。
つまり、子どもが思うほど親たちは、同居について悩んでいない、というのが実情なのでしょう。うまくいかないのがもともと、と肩の力を抜いて、必要以上に気を使わないことが大切です。
おわりに
育児に追われるママにとって、おじいちゃん・おばあちゃんは頼みの綱です。しかし、実親だからといって同居を楽観的に考えるのは考えものです。お互いが気持ちよく過ごせるように、同居開始前にルールを設けましょう。また、必要以上に気を使いすぎないことも重要でしょう。パパともじっくり話し合って、納得いく決断をしてくださいね。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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