意外と知らない香典を包むときのマナーとは?
香典を送る機会は、それほど頻繁にあるものではありません。それだけに、いざ香典を包もうとすると「どうすればよいんだっけ?」と悩むこともあるでしょう。
最後に、香典を包むときに知っておくべき三つのマナーをまとめました。
香典に包む金額は偶数を避け奇数にする
香典に包む金額は、偶数を避けるべきという考え方があります。これは偶数が2で割り切れる数字ということで、縁起が悪いと考えられているためです。
兄弟・姉妹の配偶者の親への香典では、故人との生前の関係性によっても異なりますが、5000円から5万円くらいが相場ということで、包む金額は5000円、1万円、3万円、5万円が望ましいでしょう。
お札は裏向きになるように そろえて入れる
香典では、お札を入れる向きも気をつけなくてはいけません。不祝儀袋に入れるときには裏向きにしましょう。お札に描かれている人物がいない方が裏なので、人物の顔が見えないように入れるようにしましょう。
袋によっては中の袋があるものとないものがありますが、開けたときに顔が見えないようになっていればOKです。
お札の向きはそこまで気にしない人も多いですが、念のために気をつけておきましょう。
祝儀袋のように 新札は包まない
ご祝儀では、未使用の新札を包むのがマナーとされていますよね。しかし、香典の場合は、新札は避けるのが望ましいです。
これは、新札を入れることで、不幸があることを予測していたと思われるのを避けるためです。
近年ではそこまで新札かどうかを気にする人も少なくなっているとは思いますが、できるだけ新札ではないものを用意し、もし新札しかない場合は一度折ってから入れるとよいでしょう。
おわりに
兄弟の配偶者の親は微妙な親戚というだけあって、香典をいくら包めばよいのか、参列はすべきなのかなど、いろいろと悩ましいですよね。遠方の場合は参列をする必要はなく、香典は郵送すればよいでしょう。
香典の金額の目安は、生前の故人との関係性によっても変わってきます。相場を参考にしながら、故人への気持ちが伝わる額を入れるようにしましょう。
また、香典、弔電、参列など、どこまでやったら迷ったときは自分の兄弟に相談するのがよいでしょう。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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