冷凍野菜の上手な保存法と調理法
下ゆでして冷凍した野菜も、いつまでも保存はできません。家庭の冷凍庫は、マイナス18度前後。ものを出し入れする際に温度が変化するので、冷凍環境としてベストとはいえません。肉や魚に比べれば長く持ちますが、1週間程度で使い切るようにしましょう。
野菜の冷凍保存法一覧
野菜の冷凍法は、基本的に「短時間の下ゆで」「小分け冷凍」がポイントです。おいしく食べられる目安は、1週間程度。しかし、どの野菜も、様子を見ながら約1カ月は保存可能です。
- ほうれん草・小松菜…下ゆでして使いやすい大きさに切り、小分けにする
- にんじん…マッチ棒くらいに細く切って生のまま保存
- たまねぎ…大きめのみじん切りで冷凍。甘味が増
- さといも…生でもゆででも冷凍可能。意外に冷凍むき
- きゅうり…薄切りか、1センチくらいのコロコロに切って塩もみしてから冷凍
- しょうが…すりおろして小分けにして冷凍
- にんにく…皮をむいて一粒ずつラップして冷凍
調理は凍ったまま使うのがコツ
冷凍保存しておいた野菜は、凍ったまま調理に使うのがコツです。みずみずしさや食感は、生野菜にはかないませんので、煮たり、炒めたり、加熱調理します。たまねぎは、生のまま冷凍すると細胞が壊れ、かえって甘味が増します。半解凍で炒めれば、生から調理するよりもはやくあめ色になります。キャベツや白菜など、そのまま鍋に入れて煮込んで使うことを想定しているなら、生のまま冷凍し、凍ったまま使います。味も染みやすく、時短調理になりますよ。
おわりに
産後は、できればお母さんもゆっくり身体を休めておきたいとき。食事の支度は家族にも協力してもらいたいですね。お休みの日に、野菜をまとめ買いして下ごしらえをしながら冷凍保存しましょう。冷凍庫に何があるか、どう使うか、おしゃべりしながらだと楽しく作業できます。何もしたくないときは、冷凍野菜を鍋に放り込んでスープの素で煮込んでしまえば、具だくさんの1品ができあがります。時間がなければざくざく切って生のまま冷凍しても大丈夫ですから、がんばりすぎずにいきましょう。
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