必要になる道具と費用(文化部編)
次に文化部で必要なもの、それにかかる平均的な費用をまとめました。文化部の場合、コンクールや発表会などに出場することもあります。部活動の規模によって、かかる費用が大きく変わってきます。入部する前にその部活動の活動内容を確認できるといいですね。
お金がかかる部活動NO.1? 吹奏楽部
担当の楽器により必要になるものは異なります。金管は楽器の吹き口につけるマウスピース(1000円~1万円)が必要です。木管の場合はマウスピースにつける消耗品のリード(1箱12枚入りで2000円~4000円)を購入します。消耗頻度は1週間~3カ月ほどです。打楽器の場合はバチ(3000円~5000円)を購入します。また、楽器にかかわらず携帯用チューナー(3000円くらい)や楽譜ファイル(300円くらい)やコピー代(年間3000円くらい)がかかります。年間合計で金管・打楽器では5000円~2万5000円、木管は1万5000円~15万円ほどかかるでしょう。楽器は大抵学校から借りられますが、自分の楽器を購入する人もいます。楽器により金額はかなり違いますが、だいたい10万~70万円のものを購入する人が多いようです。また、自分の楽器を購入すると上記以外に修理代や調整代がかかります。
道具はピンキリ!消耗品も多い 美術部・書道部
美術部では使用する画材によって金額の差が大きくなります。主な購入品としては、スケッチブック(1冊1000円くらいで消耗品)、鉛筆・絵の具・画材セットなど(1万円くらい)です。作品を出品したり、文化祭などで看板作成をしたりする場合の費用は学校負担になることが多く、年間合計は1万5000円くらいです。書道部もまた筆や紙などは太さや大きさ、材質によってかなり違いがあるため一概にはいえません。そろえるものは、書道セット(5000円~2万円)、筆数本(3000円~1万円)といったところです。筆は作品によって太さや柔らかさ、材質の違うものを用意します。墨や紙は学校で用意してくれる場合が多いです。
発表の場があると費用もかかる 合唱部・演劇部
合唱部は楽譜を入れるためのクリアファイル(300円くらい)、楽譜コピー代(年間500円~1000円くらい)などがかかります。コンクールや文化祭の発表などで制服以外の衣装を着る場合は、衣装代(1万円~2万円)がかかることもあります。演劇部は、衣装代(1万~2万円)がかかります。手作りをして安く済ませている部活動もあるようです。
おわりに
今回は公立の平均的な中学校の部活動についてまとめましたが、強豪校や私立の中学校ではさらに必要なものや費用がかかる場合があります。子どもがやりたいことを心から応援するために、あまりお金のかからない小学校のうちから「部活動貯金」を始めてはいかがですか?
ピックアップ
小6の息子と小1の娘のママです。パン作りと洋裁が好きです。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。