苦手なママ友 上手な距離の置き方は?
子どもが関わっているだけに、苦手なママ友がいてもそう簡単には関係を絶つことはできません。しかし、最低限距離を置くことは可能です。上手に距離を置けるようになれば、苦手なママ友と関わることが減り、ストレスを感じることもなくなるでしょう。以下に、苦手なママ友と上手に距離を取る方法についてお伝えします。
深入りせず挨拶だけの関係に留める
苦手なママ友と距離を置くポイントは、深入りしないことです。距離が縮まれば縮まるほど嫌な部分が見えるようになり、うんざりしてしまいますし、相手もこちらになれなれしく接してくるようになってしまいます。ただし、深入りしないとはいえ、最低限の礼儀は大切です。出会ったら笑顔で挨拶をし、簡単な世間話をしたら、さっとその場を離れるようにしましょう。これだけで随分と楽になるはずです。
悪口や愚痴が始まったらその場を離れる
悪口や愚痴を言うママ友と距離を置きたい場合は、話が始まったらこっそり身を引くのがポイントです。そうすれば、嫌な気分になることを防げますし、無駄な時間を使わなくて済みます。もし1対1のときは、「帰って夕飯の支度をしなくちゃ」「今日旦那の帰りが早いの」などとうまく言い訳を使って去るようにしましょう。悪口を聞かないようにすると、「〇〇ちゃんもこう言ってたよ」とあらぬうわさを立てられることを防げるというメリットもあります。
嫌な要求をされたら時にははっきり断る
苦手なママ友との距離を置きたい場合、上手に避けるのが無難ですが、時にははっきり断ることも必要です。例えば、子どもを預かってと言われたときは「うちも忙しいから、申し訳ないけど他を当たって」と断るようにしましょう。断るのは気が引ける人もいるかもしれませんが、言いなりになっていてはいつまでも言われるがままになってしまいます。自分の身を守るためにも、時には勇気を持って自分の気持ちを伝えましょう。
おわりに
ママ友は同じ子育てをする者同士、心の支えになることもありますが、時には苦手なママ友にうんざりしてしまうこともあります。保育園や幼稚園が同じといった事情があるために、なかなか関係を絶つことは難しいです。しかし、深入りするのを避けたり、悪口や愚痴が始まったらその場を離れたりと上手に距離を置けば、苦手なママ友に悩まされることも少なくなります。ぜひ上手に対応して、ストレスを緩和していきましょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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