義両親から自分が厳しくされるのであればまだ耐えられるものの、自分の子どもが孫差別を受けていると非常につらいですよね。ここではどんな子どもが孫差別を受けやすいのかなど孫差別の原因や対処法をご紹介します。今後、義両親と孫との関係を改善させていきたいとお考えの方はぜひこの記事を参考にしてください。
どういう孫が差別されやすいの?
義理の実家とは、孫とできるだけ平等に接してほしいのですが残念ながら孫が差別されるということもあるようです。ここではどんな孫が義理の実家に優遇されやすいのかについてご紹介します。
外孫より内孫、女子より男子が優遇される
外孫とは、他家に嫁いだ娘や分家した子どもが産んだ子どものことで、内孫とは自分が住んでいる家で生まれた子どものことです。昔の家制度によると、家のあるじが隠居したり亡くなったりすると長男もしくは第一子が嫡男(ちゃくなん)として全ての財産を受け継いでいました。そのため、女の子よりも家を守ってくれる男の子の内孫は大切にされてきたのです。
最初に産まれた孫だけが優遇される
自分たちが初めておじいちゃん、おばあちゃんになったというのは両親にとっても特別です。孫の小ささやかわいらしさに感動して孫フィーバーになっていたかもしれません。また、初めての孫だからこそどこまで手をかけてあげた方がいいのかもわからず、何でもやって何でも買ってあげてという行動が積み重なってしまった結果、必要以上に優遇してしまっていたという可能性もあります。
仲の良い子どもの孫だけが優遇される
親子どうしの元々の人間関係に影響して孫まで差別されてしまうことがあります。例えば自分の娘が産んだ孫の場合、お互いが何でも気軽に話せるため、結果的に他の孫に比べると甘やかされてしまい、他の孫からみると差別と映ってしまうのです。この場合は孫がかわいいとか、愛想がいいといったことはあまり関係なく義両親の好みだけで差別を受けます。
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義両親が孫を差別する原因とは?
義理の実家とは家に対する考え方が異なることが多いです。特に家制度に対する考え方、祖父母の加齢、付き合いの頻度が孫差別の原因になることがあります。
祖父母が家制度にこだわっているから
祖父母が外孫、内孫といった戸籍上の分け方や性別にこだわっている場合はどうしようもありません。家督(かとく)として孫を優遇するのは自分の老後や自分の財産を守ってくれるであろうという期待からくることがほとんどです。また、別居している外孫でも長男の家に男の子が産まれた場合もこの子は○○家の名前を残す跡継ぎだから、と気合が入りその子だけに過保護になる祖父母がみられます。
体力や財力が以前と変わってしまったから
例えば50代や60代前半で孫と接する場合は、義実家も仕事をもって現役で働いていることが多く体力的にも財力的にも余裕があるため、孫と遊んだりおこづかいをくれたりするでしょう。しかし退職した後は第二の人生としてやりたいことがあるかもしれません。また、何か病気をした後では状況が変わります。このように孫の成長と共に祖父母の年齢があがっていくために全ての孫に対して平等に接するのは難しくなってしまうのです。
日ごろ孫に会う機会が少ないから
付き合いの頻度や住んでいる距離が孫差別の原因となることがあります。一緒に住んでいる孫であれば普段の状況がよくわかるため、目をかけてあげたくたり、逆に厳しく接したりできます。一方あまり会う機会のない孫の場合、どういう風に話をしていいか義両親も戸惑っているかもしれません。自分の普段の生活や常識と子どもたちの様子は大きく異なるでしょう。祖父母が小さい子どもが苦手だと感じていると、孫を差別してしまう原因になります。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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