出産育児一時金の手続き・申請方法について
健康保険に加入しているか、出産育児一時金制度受給資格をクリアしているかを確認したら、今度は実際に出産育児一時金を受け取るための手続きが必要になります。ここでは、加入している健康保険別に手続きの方法についてご紹介します。
母親が国民健康保険に加入している場合
父親が自営業をしていて母親が専業主婦の場合など、母親が国民健康保険に加入しているときは、出産一時金の申請手続きは、居住地を管轄している役所の健康保険を担当している窓口で行います。ただし、母親が退職して6カ月未満の場合には、国民健康保険ではなく、退職した会社で入っていた健康保険への手続きが必要になりますので、注意しましょう。
母親が社会保険に加入している場合
母親が会社員、あるいは公務員などで、国民健康保険以外に加入している場合は、会社で加入している健康保険で出産育児一時金の受け取りの手続きを行います。母親が産休中の場合や、退職後6カ月未満での申請の場合も、同じく会社で加入している健康保険への手続きとなります。手続きは、すべて会社を通して行われますので、分からないところは、会社の事務担当者からよく説明をしてもらうようにしましょう。
母親が社会保険の扶養になっている場合
父親が会社員または公務員で、母親が社会保険の扶養になっている場合、出産育児一時金の手続きは、父親の会社の健康保険へ行います。この場合も、手続きはすべて会社を通して行われますので、申請書類は会社から受け取り記入したあと、再び会社を通して健康保険へと提出されることになります。ただし、母親が退職して6カ月未満の場合は、母親が勤めていた会社を通しての申請になります。
おわりに
書類の書き込みや手続きなど、面倒と思われるかもしれませんが、出産一時金制度は出産にかかる費用を払ってくれるお役立ちの制度です。ぜひポイントを押さえてスムーズな申請を行い、万全の出産費用対策をとって出産に臨んでくださいね。
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22歳17歳10歳三人の子持ちママ。恋愛小説や趣味で育児4コマ漫画を描いてます。
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