「イクボス」が増えるとどんないいことがあるの?
会社にイクボスが増えると、部下として働く人にとってもいい影響が出ます。厚生労働省がイクボス宣言を後押ししているのも、働き方改革の一環です。働く男性にとってメリットがあるだけではなく、ママにも同じくメリットがあります。
パパの育休がとりやすくなる
厚生労働省の用意したイクボス宣言の中には、「え?男なのに育休?などとは絶対に思いません」という項目があります。実は、日本の男性の育児休暇取得率は約3%にとどまっており、海外に比べると非常に低い数値です。有給を利用して妻の出産前後に数日間の休みをとるという男性も増えていますが、イクボスが増えれば正々堂々と育休を取得することができます。長期の休みを取得できるため、ママの負担も軽くなります。
ママが働きやすくなる
イクボスが増えれば、職場の雰囲気も変化して子育て中のママが働きやすくなります。実際に社会に出て働いてみるとわかりますが、制度があるということが働きやすさに直結していないのが現状です。子育て中の社員を優遇する制度がある上で、その制度を利用しやすい雰囲気を作ることがイクボスの仕事でもあります。理解ある上司が多数存在することで、ママはいっそう働きやすくなると考えられます。
おわりに
イクボスは、働くママやパパにとっての救世主のような存在です。求められる知識や人としての資質、企業人としての実力は高いレベルがあります。すべての上司が、よいイクボスになれるとは限りませんが、少なくともそうなりたい!と努力してくれれば、部下も安心して働くことができます。イクメンが育っていくと、いずれ進化してイクボスになるかもしれません。社会を変えるためには、まずイクボスの概念を多くの人に知ってもらうことが必要です。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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