ロスジェネ世代の子育て。就職氷河期を乗り越えても困難は続く…

ロスジェネ世代の子育て
ロストジェネレーションは、バブル崩壊後の就職氷河期に就活をした世代です。就活中にはなかなか職が見つからず苦労した方達が多いですが、今でもそれは続き、子育てにも影響が出ていることも。今回はそんなロスジェネ世代の現状や、具体的な事例など、さまざまな面から彼らを取り巻く困難についてお伝えします。

ロスジェネってどんな世代?現在の状況は?

就職難
まずは、ロスジェネと呼ばれる世代の特徴や、現在の状況についてまとめていきましょう。大変だったのは就職のときだけだと思われがちですが、今もその時代の余波が続いています。しかし、ロスジェネ世代は、とても重要な時期に突入しているのです。

ロスジェネは現在40代前後の世代

ロスジェネ世代とは、バブル崩壊後の就職氷河期に就活をした世代です。具体的には1970〜1982年ごろに生まれた世代を、ロスジェネ世代と呼んでいます。高校卒業年度は1988年~2000年、大学卒業年度は1992年~2004年。この時期は経済が停滞し、企業も積極的に新卒を採用しない時期に就活をしたため、なかなか職が見つからず、かなり苦労をした世代です。正社員として職に就けず、非正規として働いているうちに、正規の職に就く機会を失ってしまったという人も少なくありません。

正社員のカテゴリー

働き盛りで国の経済を支えている世代

ロスジェネ世代は現在40代前後なので、まさに働き盛りといえます。男性はある程度勤続年数も長くなり、会社でも責任ある立場になりつつあります。一方で、女性は妊娠や子育てで仕事から離れている人は多いものの、パートとして働いたり、復職をしようと考えたりしている人は大勢います。このロスジェネ世代は全体の人口の2割、正社員のうちの3割に該当しています。つまり、日本を支える重要な世代なのです。

家族がいて家庭で責任のある世代

2015年時点でのロスジェネ世代は、2100万人のうち1350万人が結婚しており、ロスジェネ世代が世帯主の割合は2割となっています。さらに結婚しているロスジェネ世代のうち、8割には子どもがいます。つまり、ロスジェネ世代は、今家庭に対してかなり責任がある立場です。子どもの養育費やマイホームなど家族の将来のために、働いてお金を稼がなくてはいけません。

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ロスジェネ世代の仕事面での現状は?

共働き
ロスジェネ世代は働き盛りで、国にとってもそれぞれの家庭にとっても重要な立場です。しかし、就職氷河期の影響で、仕事において余波を受けて苦労している人がいまだに多いといわれています。以下に、ロスジェネ世代を取り巻く仕事面の現状をまとめていきましょう。厳しい現実があることが分かります。

共働きしなければ家計をやりくりできない

かつて男性は外で働き、女性は家で家事や育児をするのが一般的でした。最近は女性の社会進出が進んだので、この構図も当たり前ではなくなってきましたが、今でも働かずに専業主婦になりたいという女性はいるものです。しかし、ロスジェネ世代は給料の高い仕事に就けず、夫が非正規雇用という場合もあるため、共働きしなければ家計をやりくりできない家庭が多くなってきています。

派遣で職を転々としなければいけない

特にロスジェネ世代の女性に多い問題が、一つの職場で長く働けないということです。良い条件の職場で長く働くことが理想ですが、40代前後になるとそういった条件で雇ってくれるところも少なく、派遣で職場を転々としている人が多いです。派遣で成果を出し、正社員に昇格するかな?と思っても、なかなか変化がなかったり、最悪の場合は契約満了で切られたりすることもあるようです。アルバイトは契約満了ということはなかなかありませんが、低い賃金で働かなければならず、こちらも大変です。

ブラック企業に勤めてしまうことも

ロスジェネ世代は職の選択肢が少ないことから、あまり良い条件でなくても働いているケースがあります。中には、ブラック企業で働いているという人も。長時間働いてプライベートの時間が取れなかったり、仕事量に見合わないような給料だったりと、仕事のために辛い思いをしながら働いているのです。ロスジェネ世代はかつての経済停滞のせいで、今でもまだ辛い生活を送っている世代だということがよく分かります。

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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》

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