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帝王切開のメリットデメリット
自然分娩を希望していても、赤ちゃんや母体の状態などから帝王切開になる方もいると思います。では帝王切開にはどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
帝王切開で産むメリット
メリットとして、帝王切開で赤ちゃんを取り上げることで危険を回避できる場合があります。予定帝王切開の場合は陣痛の痛みを味わわないで済みます。またあらかじめ出産の日程が決まっているので、心の準備をすることができます。
帝王切開で産むデメリット
デメリットは傷跡が残ること、入院日数が長引くことです。しかし、傷跡は出産した証しともいえるのでデメリットと捉えることはないでしょう。出産費用が自然分娩に比べると高くなりますが、高額医療費の対象となるので、先に述べたように申請することで費用が戻ってきます。
帝王切開での出産は楽なのか…
帝王切開での出産は、通常分娩に比べて楽だと思われがちです。帝王切開は出産前にも出産後にも痛みを経験するのに、なぜ楽だと思われるのでしょうか。そして、帝王切開での出産は本当に楽なのでしょうか。
帝王切開での出産へのイメージとは?
陣痛を経験したママは、そのほとんどが陣痛は耐えがたいものであったと言います。通常分娩と帝王切開での出産では、その陣痛を経験するか経験しないかという大きな違いがありますよね。そのため、通常分娩に比べ、帝王切開での出産は「楽」であるというイメージがついてしまっています。そして、そのイメージが、帝王切開での出産が「楽」だと思われがちな理由です。
帝王切開での出産は本当に「楽」なのでしょうか
帝王切開での出産は緊急帝王切開の場合を除くと、陣痛を経験することはありませんが、出産前にも出産後にもさまざまな痛みを経験します。そして、帝王切開は開腹手術ですから、手術後に血栓や癒着などの合併症が起こる可能性がゼロではありません。帝王切開での出産は決して楽なものではないのです。
帝王切開での出産をしたママの気持ち
帝王切開で出産をしたママのなかには、「楽な出産でよかったね」「陣痛を経験しなくてよかったね」といった言葉を受けた人が少なくありません。このような言葉を受けると、帝王切開によって身体に傷がついたうえに、心までも傷ついてしまいますね。
おわりに
出産にはさまざまな方法がありますし、出産での痛みの感じ方も人それぞれですが、「子どもを命がけで産む」ということに違いはありません。陣痛はありませんが帝王切開での出産でももちろん術後の痛みを経験しますし、決して楽な出産方法ではありません。また、入院中に採血、尿検査、産後7日目の検査・診察などもあります。そのため入院期間は最低でも7,8日は必要となるでしょう。
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