パートナーの両親と良好な関係を築ければ、親の悪口を言わずにすむ?
そもそも悪口の元凶である「パートナーの親との不和」を根本から解決してしまうという方法もあります。パートナーの親と自分が仲良くなってしまえば、怒りや不満も湧きませんし、悪口をいう必要もありませんよね。少し難易度が高いかもしれませんが、効果的な方法のひとつだと言えそうです。
相手の親と解り合える努力をする
どんな嫌味を言われても、いじわるをされたとしても、相手の親も同じ人間です。少なからず、優しさや情、善意などが備わっているはずですよね。相手の親も、あなたが丸腰で「仲良くしたいです」と歩みよれば、嫌な気はしないことでしょう。悪口を我慢するよりも、建設的な解決方法の場合もあります。
パートナーに協力してもらうことも時に必要
自分ひとりだけで相手の両親との距離を縮められるかというと、簡単ではありません。やはり、パートナーの協力が必要不可欠です。
パートナーに間に入ってもらい、みんなで楽しく過ごせる時間を企画してもらったり、自分のいい面を親に伝えてもらったり、親にされる我慢できない行為(いじめや行き過ぎた発言など)を指摘してもらうことも重要となります。自分だけで頑張っていると、今度はパートナーに対しても不満が出てきてしまうことも考えられるので、相手の協力は必要です。
あえて距離をとるという選択も
どうしても相手の親と距離が縮まらない、仲良くできない、折が合わない。そんな場合は、距離を置くことがベストな選択かもしれません。人間には、どうしても合わない人はいるものです。
そんな時は相手の親とは別居をする、イベント時だけ付き合う、必要最低限のやりとりだけをするなど、お互いに程よい気持ちで付き合えるような環境を整える方が得策である場合もあります。
ただし、この場合もパートナーやパートナーの両親と話し合いをし、両者が納得した上で、建設的に話を進める必要があるでしょう。
おわりに
世の中には、パートナーの親と折が合わないというは多いものです。そのため相手の親に対して不満や怒りが湧くのは当然だと思いますし、だれもあなたのそんな気持ちを否定することはありません。ただパートナーにだけは相手の親の悪口を言わないようにしましょう。自分の親の悪口を言われることは、自分の悪口を言われるより傷つくものなのです。もしどうしても我慢できなくなったときは、今回ご紹介した対処方法を参考にしてみてくださいね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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