いい子を育てる上で親が絶対してはいけないこと
「子は親を映す鏡」のことわざがあるように、子どもは親のいうことは聞かなくても、親の行動を真似すると言われています。たとえば親が読書していれば、子どもも読書をするし、親がタバコを吸えば、子どもも将来タバコを吸うことになるかもしれません。また親戚やママともの悪口など、子どもの前で不平不満をいえば、子どもはそれが当たり前に感じてしまいます。我が子に育ちのいい子になってほしいのならば、まず自身の言動をみなおす事が大事なのです。
汚い言葉遣いや、横柄な態度をとる
普段から汚い言葉遣いをしていると、子どももそれを真似して使ってしまいます。ついカッとなって、「早く〇〇しろって言っただろ!」なんて言葉を子どもに浴びせてしまったら、子どもも同じような言葉遣いを友達にしてしまう可能性が高くなります。
子どもは思っている以上に、親を言葉や態度を注意して見ています。いつでも正しい言葉遣いや態度で子どもに接するようにしましょう。そうすることで、子どもたちも正しい言葉遣いや態度を学んでいくことが出来るのです。
自分勝手に行動して他人に迷惑をかける
知らず知らずのうちに人に迷惑かけている親も、意外と多いものです。公共の場などで、ごみを捨てたり、電車内なのに大きな声で話をしたり、順番抜かしをしたり…。しかし、子どもは一つひとつの行動を見て、真似をしようとします。
ごみは持ち帰り、電車でも大きな声で話さない、乗り降りする人の邪魔にならないようにするなど最低限のマナーもきちんと教えてあげてください。順番はしっかりと守り、必要に応じて、人に譲ることも教えましょう。
喧嘩した時に子どもや夫(妻)を無視する
子どもを無視することはもちろん、夫(妻)を無視する事も絶対NGです。どれだけ喧嘩したとしても、話しかけられたら、返事をするようにしましょう。無視してしまうと、子どもにとっては心の傷になります。また「何か嫌なことがあったときは無視すればいいんだ」と学んでしまいかねません。
そうならないためにも、喧嘩になった時には、その都度「何が嫌だったのか」「どうしてほしいのか」としっかり話し合う場を設けるようにしましょう。
おわりに
子どもは、親が思っている以上に日々成長しています。完璧な子を育てるために、子育てで悩む両親も多いと思います。そんな時は、まず子どもの立場に立って考えてみましょう。子どもの気持ちをしっかり理解してあげることで、子どもとコミュニケーションもとれ、子育てもうまくいくはずですよ。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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