「パパ」「ママ」という呼び名の実情
これまで、「パパ」「ママ」と呼ばれる理由をいくつかご説明してきましたが、そもそも、「パパ」「ママ」という言葉はいつ頃から使われ始めたのでしょうか。また、実際に各家庭では子どもはどのように両親を呼んでいるのでしょうか。ここでは、そうした「パパ」「ママ」呼びに関するアレコレをご紹介していきます。
「パパ」「ママ」はいつから使われ始めたの?
「パパ」「ママ」という呼び方に抵抗を感じる人の多くは、日本は古くから「お父さん」「お母さん」と言ってきたのだから、西洋かぶれな「パパ」「ママ」といった呼び方をするのはおかしいと考えているようです。しかしながら、実際は「お父さん」「お母さん」も「パパ」「ママ」もほぼ同時期、明治の中頃から使われ始めたとのこと。それ以前は「おっとお」「おっかあ」という呼び名が主流だったようですね。
実際は「お父さん」「お母さん」派が多数
ここまでの話で、現代では「パパ」「ママ」派が主流だと思われた方も多くいらっしゃるかもしれませんが、実はその逆だということを示すデータがでています。「家庭内で子どもからどのように呼ばれているか」という2009年のベネッセのアンケート調査では、「お父さん」「お母さん」派が約5割、「パパ」「ママ」派が約4割と、「お父さん」「お母さん」の方が多いという結果がでています。
「パパ」「ママ」と呼ばせることのデメリット
小さいうちは「パパ」「ママ」でも、小学生になったら人前では「お父さん」「お母さん」という呼び名に変えようと思っている人は多いようです。しかしながら、その頃に改めて呼び名を変更しようと思っても、子どもが恥ずかしく感じてなかなか難しいという話も聞きます。初めに「パパ」「ママ」と呼ばせるのであれば、変更するときの対処法も考えておいた方がいいかもしれませんね。
おわりに
いかがでしたか?さまざまな考え方はありますが、「パパ」「ママ」でも「お父さん」「お母さん」でも呼ばせ方は親の自由です。成長するにつれて呼び方を使い分けるマナーさえしっかり身につけさせてあげれば、問題ないのではないでしょうか。あとは親子で好きな呼び名を使ってくださいね。
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小学生と2歳の息子二人に囲まれ、怒ったり笑ったりを繰り返しながら毎日賑やかに過ごしています。
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