寝かしつけ編
寝る前、ゆったりとした雰囲気の中で読んであげたい絵本です。
1位【ねないこだれだ】1969年出版
すべて貼り絵で描かれたせなけいこさんの絵本です。「ねないこだれだ」は子どもにとってはちょっと怖い絵本。夜遅くまで起きていると、おばけにさらわれてしまう女の子のお話です。余韻を残すような終わり方が、印象的な絵本です。
2位【おやすみなさいおつきさま】1979年出版
ベッドに入ったこうさぎが、眠る前に部屋にあるもの一つ一つにおやすみなさいと語りかけます。「おやすみなさい とけいさん」「おやすみなさい くつしたさん」。お子さんの眠る準備になる、一日の終わりに読んであげたい心静まる絵本です。
3位【よるくま】1999年出版
眠る前、男の子はママに「よるくま」の話を始めます。よるくまは夜みたいにまっくろで、胸のおつきさまが光っている、迷子のくまの子。男の子はよるくまと一緒にママを探しに出掛けます。やっと出会えたよるくまのママはとっても大きくて、優しくてやわらかい。ふかふかのお布団と優しいお母さんに包まれて幸せな眠りを誘う絵本です。
合わせて読みたい
感動編
大人も感動できる絵本はたくさんあります。子どものころに読んでいた絵本も、大人になって読み返すとまた違った感動を味わうことができます。
1位【すてきな三にんぐみ】1969年出版
黒いマントに黒ぼうしをかぶった、どろぼう三にんぐみ。ある日、三にんぐみが襲った馬車にはみなしごのティファニーちゃんが乗せられていました。宝のかわりにティファニーちゃんを盗むと、三にんぐみは家へと連れていき、大切に育てます。そこで三にんぐみは今まで集めたお宝の使い道を思いつくのでした。どろぼうだった三にんぐみが、優しい三ぐみに変わるすてきなお話です。
2位【どうぞのいす】1981年出版
うさぎは自分で作ったいすを、誰でも使えるよう「どうぞのいす」のたてふだと一緒に大きな木の下に置きました。そこへ通りがかったロバはそのいすにどんぐりのかごを置かせてもらい、木陰でお昼寝。しばらくしてロバが目を覚ますとどんぐりはすてきなものに変わっていました。他人を思いやる心が感じられる絵本です。
3位【きつねのおきゃくさま】1984年出版
ある日きつねは、うさぎ・あひる・ひよこを見つけると、太らせてから食べようと家に招待します。3匹にたくさんのごはんをあげて育ててあげるきつね。いつからかその3匹を食べることよりも、一緒に過ごすことが楽しくなってきました。そこに現れた一匹のおおかみ。きつねはみんなを守るために命をかけて…
優しいきつねの姿に、読み聞かせる大人の方が涙してしまう結末です。
4位【わすれられないおくりもの】1986年出版
みんなからとても頼りにされている、かしこいアナグマ。年老いたアナグマは自分の死を悟り、みんなにお別れの手紙を書きます。子どもたちにとって「死」とは未知で怖いもの。この絵本を通して、友達との別れや友情、思い出の大切さを感じることができます。
5位【おこだでませんように】2008年出版
「ぼく」は学校でも家でも怒られてばかり。自分の気持ちをうまく表現できずに、今日も怒られる。
七夕の日、学校ではみんなで短冊に願いごとを書きます。「ぼく」は短冊にどんな願いごとを書いたのか。それを見た先生とお母さんの気持ちは…。忙しく大変な子育てしているママパパにも読んでほしい一冊です。
おわりに
何年も何十年も読み継がれ愛されるロングセラーの絵本は、世代を超えて私たちの心に残ります。絵本はその内容だけではなく、読んでくれた人の声の感じやその時の風景まで記憶に刻み込みます。
出版不況といわれますが絵本は他のジャンルに比べて売り上げの影響を受けていないそうです。逆に微増ながら売り上げは伸びているとのこと。少子化で子どもの数は減っているのですごいことですよね。昔から引き継がれているすてきな絵本は年代を超えても永久になくらないということではないでしょうか。
あなたと子どもと、またその次の世代へと読み継がせたいお気に入りの絵本を探してみてください。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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3人の子を持つ母親で元保育士。
早起きして高校生のお弁当づくりに励む日々を送っています。私の元気の源は推し活。推しってどうしてあんなに尊いのでしょうか。
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