とるだけ育休にしないための対処法は?
せっかく育休を取得してくれるなら、1日を家事や育児をする時間にたくさん費やして欲しいですよね。最後に夫がとるだけ育休にならないための対処法を3つご紹介します。夫婦で協力して育児と家事をしたいという方は、必見ですよ。
夫に産後の体の状態を理解してもらう
男性は出産を経験しないので、産後の女性の体についてしんどさを理解出来ないのは自然なことです。そこで夫に産後の体の状態を理解してもらいましょう。どんな辛さがあるのか、どれくらい不調が続くのかなどを詳しく説明することが大切です。またしんどいときには、その都度夫に伝えてもよいでしょう。妻の身体的な負担が分かれば、家事や育児を積極的にやろうとしてくれる可能性は高くなります。
事前に夫婦で育休中の過ごし方を話し合う
とるだけ育休を防ぐために、事前に夫婦で育休中の過ごし方について話し合っておくのもおすすめです。夫にはどのように行動して欲しいのか、どの家事を特に手伝って欲しいかなどを伝えておくことで、夫は育休中の過ごし方を想像できるようになります。事前に理想的な過ごし方を2人で共有しておくことで、育休中はその通りに動いてくれるようになるでしょう。
家事や育児のやり方を一通り教える
家事や育児のやり方くらい自分で調べて欲しいと思いますよね。しかしいくら調べてと言っても他人はなかなか変わらないもの。そこで育休前に一通り家事や育児のやり方を教えてしまいましょう。そもそも男性があまり家のことに関わらないのは、やり方がわからないからという場合も多いものです。もしやり方が分かれば、積極的に家のことに参加してくれるでしょう。また育児や家事が上達することで、楽しんで育休を過ごしてくれるかもしれません。
おわりに
育休を取っても、積極的に育児に参加しない「とるだけ育休」が問題になっています。夫が育休に入ったら家事や育児が楽になると期待していたのに、とるだけ育休になってしまったらがっかりですよね。とるだけ育休を防ぐためには、夫に産後の体の状態を理解してもらったり、育休中の過ごし方や育児や家事のやり方を共有することが大切です。対策をして二人で協力しながら、子育てをして行きましょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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