母子手帳から電子母子手帳アプリへ。子どもの成長や健康の管理だけでなく、妊娠・出産など役立つ情報や自治体のイベント情報収集もでき、一部自治体で導入されています。スマホが普及している現代、母子手帳もアプリ化する時代が来ましたが、果たして電子母子手帳だけで大丈夫でしょうか。メリットとデメリットを合わせて紹介していきます。
今までの母子手帳はどういうもの?
母子手帳は正式名称を母子健康手帳といいます。妊娠初期から小学校に入学する間、赤ちゃんと母親の健康を記録する手帳です。母子手帳はどこでもらって、どのように記録するのでしょうか。自分で好きなように記録していいのでしょうか。
母子手帳はどこで発行してもらうのでしょうか?
産院に行って妊娠が確定しているか判断をもらいます。妊娠確定の判断をもらったら、自治体の役所や保健センターの窓口に「妊娠届提出書」を提出します。「妊娠届出書」は役所の窓口に置いてあったり、産院から発行されたりします。持ち物は各自治体によって異なるので、確認してから窓口に行きましょう。もし、つわりなどの症状で外出がつらいときには、代理の人が母子手帳の手続きをすることが可能です。
母子手帳には何を記載するのでしょうか?
妊娠中の注意事項が書かれているなど、産院や病院での検査記録、予防接種の記録を記載します。多くは医師や助産師、看護師が記載するものですが、自分で記載できるスペースもあります。しかし、自分で記載できるスペースは少なく、あくまでメモ程度だと思っておいた方がいいかもしれません。母子手帳は産院や病院での記録という認識が強く、成長記録として身近に置いている人が少ないのが現状です。
母子手帳を紛失した場合は再発行できるのでしょうか?
自治体の役所や保険センターの窓口で再発行してもらうことができます。再発行すると今まで記載をしてもらった項目がまっさらになってしまいます。妊婦検診の記録、出産時の記録、子どもの成長記録、予防接種の記録は大切な記録なので、産院や病院に記載をお願いしに行くとよいでしょう(医療機関では最低5年間分のカルテが保存されています)。また、引っ越しをした場合には、母子手帳はそのまま引っ越す前の母子手帳が使用できますので、再発行の手続きは必要ありません。
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電子母子手帳はどのようなものでしょうか?
スマホで子どもの情報が管理できる電子母子手帳アプリ。母子手帳と何が違うのでしょうか。母子手帳で子どもの記録を満足にできず不満に思っていた人必見です。母子手帳+αな電子母子手帳アプリのメリットを挙げてみました。
身長・体重・予防接種の管理が簡単にできます。
身長・体重を入力すると成長グラフを作成してくれます。健診でも医師がチェックしますが、自宅でも手軽にチェックできるのはうれしい機能です。また、予防接種を受ける病院を検索するなど、出生日に合わせて予防接種のスケジューリングをしてくれる機能や、予防接種日が近づいてきたらアラームでお知らせしてくれる便利な機能もあります。予防接種し忘れたということがなくなりそうですが、共働きの家庭は休みを確保することが必要になってきますので、アラームに頼りすぎないように注意してください。
大切な子どもの記録を残すことができます。
自分で記入する欄が少ない母子手帳に比べて、写真を残したり、日記として使用したりすることができます。またアレルギーなどの湿疹ができたときに写真を撮っておけば、どのような湿疹だったのか医師に見せることができるので診断の材料になることがあります。医師にいわれたことも併せて記載しておくといいかもしれません。そのときの状況を記載して写真に収めれば、次に同じことが起こったときにも慌てずに済むでしょう。
家族だけではなく、地域と連携することができます。
赤ちゃんの月齢、子どもの成長に合わせたお役立ち情報がタイムリーに配信されます。自分の子どもの成長は大丈夫かな?といった疑問は不安に変わってしまうことがあるので、母親にとって心強いのではないでしょうか。また、市の生活情報やイベント情報のアクセスなど自治体からの情報も入ってきますので、歳が近い子ども同士で遊ぶことができるなど、ママ友も作ることができるかもしれません。子どもと家で二人という状況より、いろいろ出掛けてネットワークを増やし、いろいろな人とかかわりを持てるようになるといいですね。
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新米専業主婦です。暇してます。在宅ワーク初めてですが頑張ります。
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