ママと赤ちゃんの健康状態をチェックする妊婦健診。健診を受けるのはもちろんママですが「旦那さんと一緒に行きたい」という人が増えています。しかし、待合室でのマナーなどが理由で、妊婦健診の夫婦参加は賛否両論。こちらでは、旦那さんと一緒に妊婦健診に行くのはありか・なしか、双方の意見を解説します。さらに、旦那さんを健診場所に連れて行く際、注意したいポイントもご紹介します。
旦那さんと妊婦検診に行くのはあり?
妊婦健診といえば女性が受けるもの。産婦人科の待合室には、健診の順番待ちをする女性がずらり。そんな中、女性に混じって男性の姿を見かける機会があります。
妊娠をご経験された人は、妻の妊婦健診に付き添う旦那さんの姿、一度は見かけたことがありませんか?また、「自分も夫婦で行ったことがある」「これから旦那さんを連れて行きたいと思っている」という人もいるかもしれませんね。
病院の方針はさまざま!禁止されてない?
旦那さん同伴で妊婦健診に行ってもいいのかどうか。病院の方針はケース・バイ・ケースですが、一部制限を設けてOKとするか、全面的にOKとするパターンが主流です。制限を設けている病院では、「内診台がある部屋はNGだけど待合室や診察室ならOK」といった具合に、エリアを定めている場合も。一部では旦那さん用の待合スペースを設けている病院もあるようです。ただし、一般的な病院ではここまでの設備はなく、待合室も男女混合が通常です。
一方、特に制限はなく、自由に付き添っていい病院も多いようです。産婦人科は女性が行く場所というイメージがありますが、お産本番になれば旦那さんも駆けつけてくれますよね。診察室と入院施設が隣接している場合、お見舞いなどで出入りする旦那さんの姿も多く見受けられます。。
妊婦健診に旦那さんを連れて行く理由
旦那さんを妊婦健診に連れて行くのには、さまざまな理由があります。代表的なのは以下のようなものです。
赤ちゃんやママの状況を知りたい
「エコーを見たい」「性別をいち早く知りたい!」というパパも多いですよね。
分娩予約、予約金の支払時など
高額になる予約金の管理や、入院に際して必要な同意書の記入などで、旦那さんを連れてくる人も。
上の子の子守で
上の子はママが妊娠すると、ナーバスになりやすいものです。ママと離れるのを嫌がり、病院ついてきたがる子もいます。
ママの体調不良、気になる症状がある
切迫流産の兆候がある、貧血ぎみであるなど、何らかの異変があり、パパの付き添いが必要なケースもあります。
多胎妊娠やハイリスク分娩
妊娠・出産にはさまざまなケースがあり、中には特別な管理・処置が必要な人もいます。こういったケースでは分娩方法などの説明を受けるため、夫婦同伴で来院することもあるでしょう。
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賛否両論!夫婦での妊婦検診
旦那さんを妊婦健診に連れてくる理由はさまざまで、やむを得ないケースもあります。しかし中には夫婦同伴での受診に、反感を持つ女性もいるようです。ネット上では「待合室でのマナー違反」が話題になり、賛否両論。双方の意見を見ていきましょう。
旦那さん連れで妊婦検診に行くことの問題点
夫婦同伴での妊婦健診。反対派の主な意見は次の通りです。
待合室の席が不足する
妊婦健診といえば待ち時間が長いですよね。妊婦さんなら待合室では座って待機したいものですが、よそのパパが座っていて席が足りない!という問題が発生することも。身重な妊婦さんが立って待つのは大変ですよね。
抵抗感がある
産婦人科といえば、女性特有のお悩みや症状を相談する場でもあります。そこに男性の姿があること自体に、抵抗感を持つ女性もいるようです。妊婦健診以外の理由で受診している人もおり、「男性と顔を合わせたくない」という声も少なくありません。
必要性を感じない、パパが付き添えないというママも
「そもそも旦那連れで来る理由がわからない」「エコー写真は家で見ればいい」といった手厳しい声もあります。また、旦那さんが仕事を抜けられないなどの理由で、付き添いを頼みたくても頼めない人もいます。体調不良や上の子の世話も、一人で乗り切っているママからすれば、付き添い男性のマナー違反は目に余るかもしれません。同じ妊婦さんであっても、価値観や状況はさまざまですね。
女性側の過剰反応という意見も!
反対意見が過熱する一方で、「旦那さんと妊婦健診に行くのって、そんなにダメ?」という声も少なからずあります。賛成派の意見は次のようなものです。
産婦人科の待合室は女性だけのものじゃない
不妊治療などで旦那さん自身が患者である場合や、夫婦で指導を受けているケースもあります。産婦人科イコール女性・ママだけのものとは言い切れません。
疲れているのはママだけじゃない
仕事などで「パパだって疲れている」という主張も。疲れがたまっているときは、待合室でつい座ってしまうこと、あるかもしれませんね。
声をかければいい
パパだって座りたい、とはいっても、妊婦さんを立たせてまで座りたいとまでは、思わない人がほとんど。席が足りないことに、不注意で気づかない旦那さんもいます。察して席を譲ってほしいものですが、「大人なのだから一声かければいいのに」という見方もあります。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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