間接育児から直接育児へステップアップ
間接育児は、ママの負担を減らすとともに、パパが「家の事」に関わる絶好のきっかけになります。間接育児と同じ要領で、「子どものお世話の中で、自分にもこれならできるのでは?」というものを探し、ママと協力して子育てができれば、ママもパパもそして子どももハッピーになれます。
家事の延長で子どものお世話への意欲が出る
「家の事」に関わるきっかけができたら、パパは限られた時間の中で仕事と家事をうまく配分する事を考えてみましょう。たとえママが専業主婦、あるいは育児休業中であっても、パパも家事のために時間を割く必要があると考える事が大切です。
また、家事をしていると、子どもの声が聞こえてきたり、ハイハイする子どもの姿が目に入ってきたりします。「子どものお世話なんてできない」と思っていたパパでも、子どもに対する関心が高まり、ママにオムツ替えやお風呂に入れる方法を教えてもらいたくなるでしょう。「子どものお世話をしてみたい」と自発的に思える事は、とても大切な事です。
家事や育児に完璧を求めないようにする
仕事をきっちりこなすパパは、家事や育児が予定通りにうまくいかないとイライラしてしまうかもしれません。しかし、お家の中で焦りは禁物。特に、育児は親の思うようにいかなくて当然と思っておきましょう。育児を含めた「家の事」で大切なのは、マニュアル通りや計画通りに事を進める事ではありません。家という場所を、家族みんながリラックスして過ごせる場にする事です。
子育てを含めた「家の事」に関わる経験は、調整力や臨機応変に対応する力を身に付けてくれます。そうした力は、パパがこれから社会の中で働いていくうえでも、きっと役に立つ事でしょう。
おわりに
「間接育児」は、育児参加にハードルを感じているパパに知っておいてほしい考え方です。家事の分担といっても、自分のできる範囲からでOKです。ママがつらいときには外部の家事サービスを利用したり、悩みを共有したりするといった事も、立派な「間接育児」です。ママと協力して家庭を運営する姿勢が、なによりも大切です。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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