子どもを自転車に乗せるなら、ヘルメットが必須です。自転車事故で死傷した人の約7割が頭部に傷を負っています。大切なお子さんの安全を守るために、子ども用のヘルメットが欠かせません。今回は、子ども用ヘルメットが必要な時期や、サイズの選び方などをご解説します!「そろそろ自転車デビュー?」とお考えのママ・パパは、ぜひチェックしてみてくださいね。
子どもの自転車ヘルメット!いつからいつまで必要?
日常の移動手段として“自転車”を使用する人は少なくありません。赤ちゃん持ちのママも、保育園への通園やスーパーへの買い出しなど、自転車で行きたいな…とお考えの人が多いかもしれません。赤ちゃんの体重が増えてくると、抱っこでの移動は大変。「そろそろ自転車デビュー?」と思ったとき、新しい自転車を購入するママも多いようです。その際、忘れてはならないのが「ヘルメット」の存在です。
そもそも自転車はいつから乗れる?
そもそも、大人が運転する自転車に、子どもを乗せられるのは何歳からでしょうか?道路交通法を見ると、最低年齢などは定められていません。法律上では16歳以上を大人、6歳未満を幼児と定めています。そこで、「いつから自転車に乗せられるのか?」疑問に思うママが多いようです。特に保育園入園のシーズンになると、よく話題に上ります。
法律上は特に定めがありませんが、主要自転車メーカーでは対象年齢を設けています。親子で自転車に乗る際の必需品、チャイルドシートは対象年齢1歳以上が基本。つまり、子どもの自転車デビューは早くて1歳です。ちなみに、子ども1人で乗れる年齢は早い子なら4歳~5歳ですが、こちらは個人差がありますね。
安全のために!子ども用ヘルメットはマスト
親子で乗る場合、子どもが乗る場合、どちらのケースでもヘルメットの着用がマストです。道路交通法では次のように定められています。
「道路交通法 第63条の11
児童または幼児を保護する責任のある者は、児童または幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童または幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。」
つまり、親子で自転車に乗るならヘルメットは必須アイテムなのです。ルールの背景には自転車事故の多発があります。自転車事故で死傷した人の71%が頭部に傷を負っている、という調査もあるのです。
筆者も自転車を止める際にバランスを崩して、子どもごと横倒しになってしまったことがあります。下はコンクリートで、もしヘルメットをかぶっていなかったら…と、ゾっとする体験でした。親子で乗る場合、子どもの重さでバランスを崩しやすく、思いのほか操作が難しいものです。子どもの命を守るヘルメット。本当に大切ですね!
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ヘルメットの選び方ポイントは「サイズ」!
子ども用の自転車ヘルメットを選ぶ際は、何よりもまず「サイズ」に注意が必要です。頭の大きさにフィットしたものでなければ、いざという時に外れてしまうかもしれません。お子さんの頭のサイズをしっかりチェックしてから購入しましょう。
子どもの頭の大きさってどれくらい?
厚生労働省の調査を元に、年齢別の頭囲を掲載します。
年齢 | 【男の子】頭囲平均 | 【女の子】頭囲平均 |
1歳0カ月 | 43・5cm | 42・4cm |
2歳0カ月 | 45・9cm | 44・9cm |
3歳0カ月 | 47・0cm | 46・0cm |
4歳0カ月 | 47・8cm | 47・0cm |
5歳0カ月 | 48・4cm | 47・7cm |
6歳0カ月 | 48・8cm | 48・3cm |
赤ちゃん期間が終わり、1歳になりたての時期は43cm前後。2歳時点でおよそ45cm、その後緩やかに成長していきます。男の子より女の子の方がやや小さいのもポイントですね。年齢差や個人差があるため、これを機に頭の大きさをチェックしてみましょう。
ヘルメットを選ぶ際はサイズをしっかり確認
市販品のヘルメットは、アジャスターでサイズを調整できるものが一般的です。大手メーカー品を例に挙げると、パナソニック製の1歳~6歳を対象としたあるヘルメットは46cm~52cmというサイズ表記です。一方、自転車アクセサリーの大手メーカー、OGKは47cm~51cmを1歳~3歳用として販売しています。
このように、ヘルメットのサイズ幅と対象年齢はメーカー、商品によってさまざまです。年齢の表記は参考程度として、サイズ幅が子どもの頭囲に合っているか確認して購入しましょう。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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