子どもの心を育てよう。子育てコーチングの二つのポイント

子育てコーチングでやってはいけないこと

コーチングでNGなこと
子育てのなかにコーチングを取り入れるときには、「これはNG」というコミュニケーションもあります。子育てコーチングの基本はフラットな人間関係ですが、逆に親子間に上下関係が生まれるような働きかけは子どもの意欲や自主性を抑えてしまうことになります。

上下関係に基づいて子どもを評価・比較する

子どもを評価したり、比較したりする言葉は控えましょう。「あなたはお姉ちゃんと比べてのろまね」などと比較することがよくないことは理解できますが、「(勉強やスポーツで)よくがんばったね」というメッセージも、上下関係に基づいた相手への評価につながるのでよくないとされています。では、子どもがよい結果を出したときはどうすればよいのでしょうか。たとえば「毎日、夜遅くまでがんばっていたもんね。よかったね」のように、努力の過程を評価すれば、子どもは「自分のやってきたことを認めてくれた」と自尊心を持つことができるのです。

暴力的な行動や言葉を子どもに浴びせる

子どもに手を上げることは言語道断ですが、言葉での暴力にも注意しましょう。「どうしてこんなことがわからないの?」と親の感情をぶつけることはもちろん、「こんなにのろいのは誰に似たのかしら」といった子どもの資質や性格を責める発言、「お父さんの夢をお前ががんばってかなえるんだぞ」といった親の野心を押し付けるような発言は、どれも子どもの自己肯定感を著しく傷つけるものです。
こうした言葉を投げかけるのはよくないとわかっていても、つい言ってしまいます。子どもに対して責めたり、命令口調になっていたりしていないか、親は常に意識しておく必要があります。

おわりに

子育てコーチングの基本は子どもを対等に扱うこと。もちろん、子どもが答えを出せないときには“教える”必要があります。ティーチングとコーチングをうまく組み合わせ、子どもの力を伸ばしてあげましょう。また、コーチングのスキルを身に着けておくと、子どもが成長していくなかで難しくなっていくコミュニケーションもうまく取ることができます。ぜひ、子育てコーチングを日々の子育てに取り入れてください。

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