立ち会い出産のデメリット
上の子が出産に立ち会うメリットは多くあるものの、上の子を飽きさせてしまったり、不必要に心配をさせるような場面に出くわしたりするのは好ましくありません。また、ママが出産に集中するために上の子は同席しない方がいいこともあります。
母親が痛みで苦しむところを見せたくない
上の子がママの苦しんでいる様子を目の当たりにしてしまう点はデメリットです。病院の分娩(ぶんべん)室はいろいろな医療機器が置いてあり、子どもにとっては少し怖いところかもしれません。そんな中大好きなママが苦しんでいる様子を見るのは子どもにとってつらいこと。「なぜママはこんなに苦しんでいるの?」と上の子が泣き出してしまうことも考えられます。上の子が泣いてしまったらママも出産どころではありません。
子どもがいると分娩(ぶんべん)に集中できない
出産は1日がかりの大仕事とも言われています。余裕のあるときは上の子の「がんばって!」はうれしく思えても、徐々に気が散り声援がママの負担になることがあります。また、なかなか赤ちゃんが生まれないと、次第に上の子が飽きてしまう場合があります。分娩(ぶんべん)中に「まだぁ?」「つまんない」「もう帰ろう」といった声が聞こえてしまうとママも出産に集中できません。逆に悪くするとせっかくパパが立ち会っていても分娩(ぶんべん)室から出て行かないといけなくなるかもしれません。
順調にお産が進むとは限らない
上の子の立ち会いは、お産が順調に進まなかった場合のことも考慮しておく必要があります。
赤ちゃんとママを守るために、分娩(ぶんべん)の方法は
- 吸引分娩(ぶんべん)
- 鉗子分娩(かんしぶんべん)
- 帝王切開術
など、いろいろな種類があります。通常のお産として進めていたとしても、途中から難産だと判断され分娩(ぶんべん)方法が切り替わることがあります。上の子は慌ただしい準備に不安を感じるでしょうし、立ち会いが中止される可能性も高いです。
おわりに
出産は大きな出来事だけに、立ち会って感動する場合と、怖い体験になる場合とに大きく分かれます。上の子を出産に立ち会わせる場合は、病院の受け入れ体制だけでなく、上の子がどの程度出産に関心を持っているかをよく見極めて、無理のないようにサポートすることが大切です。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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