お宅の祖父母は孫育てにお疲れではありませんか?子育て中のママが何かと頼りにしたいのは自分の両親、子どもから見た祖父母です。しかし最近では「育孫疲れ」や「孫ブルー」という言葉も登場し、孫のお世話にストレスを感じるシニア世代も多いようです。子育てに悩んでいるのはママだけじゃない!こちらの記事ではじいじ・ばあばの本音や、両親といい関係を築くためにママが心掛けたいことをご紹介します。
娘と孫の板挟み?孫育て中の祖父母の本音とは
「孫育て」という言葉が定着しつつあります。働くママが増えたり「ワンオペ育児」が社会問題になったりする時代。孫から見た祖父母、ママの両親は頼れる存在ですよね。かわいい孫と触れ合えて、じいじ・ばあばは幸せ…と思いきや、ここにきて孫育てに疲れを感じる祖父母が増えています。
孫育て!頼れる祖父母は育児の主戦力
子どもが小さいうちは、何かとじいじ・ばあばを頼る機会がありますよね。子育てママを対象とした調査によると、孫を預ける頻度がもっとも高いのは「母方祖母」。月に1~2回以上預けている人が全体の26.0%でした。さらに、子どもを預けるときの祖父母の様子について尋ねたところ「快く預かってくれる」という回答が全体の77・0%という結果です。
仕事や急用などで「子どもを預けなくちゃ」というとき、真っ先に思い浮かべるのは自分の両親ですよね。孫と仲良しなじいじ・ばあばなら喜んで預かってくれて、子どもも楽しめる。まさに“一挙三得”かと思いきや…いいことばかりではないのです。
実は祖父母も悩んでる?じいじ・ばあばの本音
小さな子どもを祖父母に預けるとき。ママとしては有り難い半面、お悩みも多のではないでしょうか。危ないことはしないか、子どもが食べられないものを与えないか。不安が募ります。預かってもらったことをきっかけに、授乳や育児の方針に口出しされたり自分のやり方を否定されたり…。こんなことが何度かあると、自分の親との関係について悩んでしまいますよね。
しかし、悩んでいるのはママだけではありません。祖父母世代を対象とした調査では、孫が帰るときの気持ちは「ほっとする」が1位で58・3%、「疲れたと思う」が2位で42・3%という結果でした!子育てを経験済みの祖父母であっても、小さな子どもの相手は大変なのです。
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孫育てのトラブル続出!お悩み例
孫育て中の祖父母はどのようなことにストレスを感じているのでしょうか?よくあるお悩み・トラブルは二つ。「体力の限界」そして「子育ての方針の違い」です。祖父母世代といえば時間にもお金にも、そして心にもゆとりがあるイメージです。しかし、実際にはそんな印象とは裏腹に孫育ての不満が続出しています。
孫育てのお悩み(1)体力が追い付かない!
内閣府の統計によると第1子の出生年齢は平均30・4歳。年々平均は上がっており30代後半~40代のママも急増中です。その両親であるじいじ・ばあばは60代~70代近辺。体にもガタがきて、体力の低下を実感する年代です。30代40代のママだってパワフルな子どもの相手に四苦八苦しているのだから、60代70代の祖父母にとって、孫育ては大仕事です。疲れでヘトヘト「孫が帰った後はグッタリして家事が手につかない」という声もあります。
孫育てのお悩み(2)娘と孫の板挟み!
続いてよくあるお悩みが、子育ての方針に関する問題です。子育てのノウハウは時代とともに変わります。母乳かミルクか、離乳食は何から始めるのか、歩行器は使う?さゆは飲ませる?など、「自分のときとは全く違う!」と驚かされるじいじ・ばあばが多いようです。娘からは「これはこうしてね」「これはしないでね」とさまざまな“指令”をもらう。しかし娘がいない間の孫はというと、決められたものを食べない、ダメといわれたことをやりたがる。目の前にいる、孫のいうことを聞いてやりたいけど、娘の顔が脳裏にチラついて途方に暮れてしまう。こんな風に娘と孫の板挟みにあって、しんどい思いをする祖父母が増えているのです。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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