「赤ちゃんは何月生まれが一番子育てしやすいか」一度は考えたこともある方が多いのではないでしょうか。初めての子どものを授かったときは予定日から赤ちゃんとの新しい生活をどのように過ごすか不安もあるでしょう。一人目を育ててみて思うことがあって、二人目は同じ時期は避けたいと考える方もいます。おなかが大きい時期に暑いのは嫌、寒い夜中に何度も起きるのは嫌、洗濯物が早く乾くほうが良い、気候のいいときにお散歩したい等、理由はさまざまですね。四季それぞれの良いところ、悪いところを改めてまとめてみました。
一般的には何月がいいといわれている?
実際には人によってさまざまな意見がありますが、一般的には春の4月、5月の出産がいいという声をよく聞きます。それぞれの季節によってどんな良い点、悪い点があるのかも参考にしましょう。実際には何月生まれが多いのかも気になりませんか?
現実的には何月生まれが多いのか?
厚生労働省の「人口動態調査」、過去3年間の出生数をグラフにしたものをみてみましょう。比較的多いのが7月と12月になっています。お盆休みやお正月休みに合わせて出産される方が多いのでしょうか。真冬の1月2月は少なくなっています。一般的に子育てしやすいとされている時期と関係があるのかを考えながら比較してみると面白いですね。
月ごとの平均気温と降水量は?
では次に、2018年東京の「平均気温と降水量」をみてみましょう。
これによると、9月は気温も高く台風のせいか雨量も多いですね。そして2018年は梅雨の時期よりも3月に雨が多いこともわかります。赤ちゃんを外気浴させる生後1カ月には、4月や10月の気温・雨量だと過ごしやすそうですね。
赤ちゃんにとって何月生まれがいいのか?
子育てのことは少し置いておいて赤ちゃんにとっては何月に生まれてくるのがいいのか考えてみましょう。よく早生まれの子は身体が小さい子が多く損などといわれます。確かにまだ小さいうちは4月生まれと3月生まれのように1年も差があるとかなりできることや学力などにも差がでてきてしまうことがあるようです。歳を重ねるごとにその差はなくなることもわかっていますが、親としてそれを理解して対応できるようにしておくと良いかもしれません。
赤ちゃんのお世話とママの状況も考えよう
子育てといっても赤ちゃんの世話だけでなく、産後のママがどれだけ楽かということも重要なことです。特に新生児期はママの身体もまだまだ悪露が続いていたりと体調は万全ではありません。床上げまでは無理をするのは禁物です。加えて頻繁な授乳やおむつ交換で寝不足になりがちになります。赤ちゃんへのお世話の注意点だけではなく、ママへの負担度合いなど合わせても考えてみましょう。
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穏やかな春、秋の子育ては?
まずは、暑くもなく寒くもない春と秋を考えてみましょう。一般的に気候も穏やかで冷暖房もあまり必要としない季節です。子育てにとってはどうでしょうか?季節の変わり目ということで、生まれてくる赤ちゃんの洋服選びに困るという点が挙げられます。ですが極端な暑さ寒さがないことで過ごしやすく外にも出掛けやすいです。親子での買い物、散歩で気分転換をするのに適しています。
3月4月5月、春生まれの子育て
春生まれの子育ては、ママたちの間でも評判がいいです。3月は、まだ寒い日があったりしますが、赤ちゃんをお散歩に連れ出せる1カ月を過ぎたころにはポカポカ陽気です。肌の弱い赤ちゃんの汗もそれほど気にすることもなくお出掛けを楽しめます。また、暑い夏がすぐに迫っていますが、赤ちゃんは、首がすわっているのでシャワーなども楽にできるようになっています。
3月、4月、5月生まれにするための妊娠時期
※28日周期計算
出産予定日 | 妊娠時期 |
3月1日生まれ | 6月8日 |
4月1日生まれ | 7月10日 |
5月1日生まれ | 8月8日 |
9月10月11月、秋生まれの子育て
生まれてすぐの赤ちゃんのお世話は秋も春と同様に過ごしやすいので快適といえるでしょう。晩秋の生まれになるとすぐに冬になり気温が下がるのでせっかく順調だった沐浴(もくよく)もすぐに寒い時期に入ってしまいます。どんどんおっぱいやミルクの量も増えていきますが、それにつれて冷え込みも増していく時期です。夜中の授乳時やせっかく用意したミルクがすぐに冷めてしまうという寒さと戦わなければならないデメリットもあります。
9月、10月、11月生まれにするための妊娠時期
※28日周期計算
出産予定日 | 妊娠時期 |
9月1日生まれ | 12月9日 |
10月1日生まれ | 1月8日 |
11月1日生まれ | 2月8日 |
春、秋出産のママの身体はどんな感じ?
春、秋出産のママは寒くも暑くもないので夜中の授乳でも起きやすく動きやすい季節といえるでしょう。ただ妊娠中のことを考えると、人気の春の出産は一般的につわりのひどい時期がちょうど暑い夏と重なってしまい体力を消耗しやすいでしょう。また、秋出産のママは妊娠後期のおなかがかなり大きい状態で暑い夏を乗り越えなければなりません。暑い中大きいおなかで過ごすのは結構大変なものですね。
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小学生男の子と女の子二人のママです。育児を楽しみながら毎日過ごしています。
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