先生が若くて不安なときの対処法
もちろん先生にも間違いはあります。先生を信じて任せていても「これはおかしい」「納得できない」と感じることについては、目をつぶらずに子どもを守ることについて最優先に考えてください。「若い先生だから」と違和感を放置しているうちに大きな問題になってしまうこともあり得ます。
保護者同士の情報交換を密に
保護者の懇親会やPTA活動に参加するのはあまり気が進まない、仕事のために参加できない、という人も担任の先生が若くて不安という気持ちがあるなら、すこしがんばってみましょう。若い先生についていろいろな人から話を聞くことができますし、自分の心配を話してみることもできます。「上の子の担任だった」という経験者がいることもあり、参考になるかもしれません。
ただなかには噂好きで偏見を持った保護者もいますし、子どもとのタイプによっては評価がわかれることもあります。すべてを鵜呑みにせず、多方面から情報を集め先生から直接話しを聞ける機会を逃さないようにしましょう。
スクールカウンセラーへの相談もあり
もし気になることがあれば、まずは若い担任の先生に直接相談をしてみてください。学級運営全般についての意見、というような漠然としたものではなく、具体的に子どもの様子を報告し相談する形のほうが意図が伝わりやすいです。先生から思ったような反応が得られないときや子どもの様子に改善が見られないときは、「できればほかの先生にも同席してお話しを聞いてほしい」と提案してみます。一足飛びに学年主任やほかの先生に相談すると、担任の先生との信頼関係が崩れてしまうおそれもありますので慎重に。
スクールカウンセラー制度のある学校であれば、カウンセラーの先生に相談してみるのもひとつの方法です。スクールカウンセラーは子ども、保護者、教職員からの相談を受け付けています。
おわりに
子どもにとっては、若い先生は体力も気力も充実していて魅力的にうつるものです。子ども自身が先生を好きで、楽しく過ごせているなら、多少の失敗は責め立てず、様子を見るのが得策でしょう。高学年で中学受験を考えている場合や、思春期の子どもが不安定になっている場合は、経験豊富な主任クラスの先生や、保健の先生にヘルプを求める手もあります。保護者も先生も、子どもと関わるなかでお互いに成長していく、子どもの応援団です。関心を持って向き合ってみてください。
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