国立中学校を受験する前に要チェック!
国立中学校の受験を検討する際に、チェックしておきたいポイントがあります。私立中学校や公立の中高一貫校を受験する場合とは異なる条件もありますので、家庭で対応できるかどうかよく確認しておきましょう。
通学範囲かどうか
私立中学校の場合は、一部の学校を除き、通学範囲に規定がないところがほとんどです。通えるかどうかは、子どもに負担のない範囲で保護者が判断することになります。寮がある中学校もありますので、選択肢は広がります。しかし、国立中学校の場合は、通学範囲に制限があります。居住区域外から通学を希望しても、受験資格自体がありません。なかには、一時期だけ住民票を移して受験しようと考える人もいるようですが、学校によっては入学後の範囲外転居を認めないところもあります。どうしても受験を希望するのであれば、引越しも視野に入れる必要があります。希望の学校の通学範囲を確認しておきましょう。
高校への内部進学があるかどうか
多くの国立中学校では高校への内部進学はありません。ただ一部の例外はあります。また付属高校の受験は必要ですが、内申点を考慮してくれるなど、優遇措置を受けられる学校もあります。こうした情報は表だって開示されることはありませんが、付属高校への進学者数を見れば傾向がわかります。学校説明会に参加して、情報を収集してみてください。
おわりに
国立中学校は教育にかかる費用を抑えつつ、高レベルの教育環境を子どもに与えられる進学先です。中学受験を検討する場合は、ぜひ選択肢のひとつとして情報収集をおこなってみてください。ただし大学進学までの道筋を考えると、中高一貫の公立校や私立中学に分がある場合もあります。通学要件、子どもの性格などを考慮しつつ、よりよい選択ができることを祈ります。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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