高校生が金融教育を受けることのメリット
成人年齢が18歳になったことで、高校生もお金に関わる決断をする機会がますます増えていくことが予想されます。また、人生100年時代と言われるほど日本社会は長寿化していますので、お金のことを早くから考えておく必要もあるでしょう。
これを踏まえて、高校生が金融教育を受けるメリットには以下のような項目が考えられます。
自分の家計管理がしっかりとできるようになる
お金の流れと使い方が分かるようになると、使うべきお金と使う必要のないお金を区別できるようになります。それによって、無駄遣いを減らし、スムーズな家計管理を進めることも可能です。お金を扱う意味が、より理解できるようになるでしょう。
金融商品への正しい理解と使い方に迷わなくなる
資産形成をするには、お金を増やすことも必要になります。そのためには、給料だけに頼るのではなく、株式や投資信託などの金融商品の特徴を知ることが重要です。金融教育を受けることで、金融商品の詳細や運用のシミュレーションもできるようになります。
金融トラブルを防ぐことが可能になる
お金は人生に必要ですが、時にはトラブルとなり得るものでもあります。
例えば、お金を借りたいときにどこで借りるのが適切なのか、金融商品や金銭が絡んだ契約にはどのようなトラブルが発生する可能性があるのかを把握することで、金融トラブルを事前に防ぐ行動ができるようになるでしょう。
おわりに
高校生から金融教育を始めることに、戸惑いを感じる親もいるかもしれません。
しかし、お金に関する正しい知識を早くから身につけていれば、社会に出ても大いに役立つことは確かです。また、親子で家計管理の話を通して、豊かな生活に近づくこともできるでしょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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