寮生活をするデメリット
とはいえ、寮生活のデメリットもあります。ただ中学校から寮生活をすることに特別なデメリットがあるというわけではなく、高校生になって寮生活をする場合も同じです。自立心が旺盛で親と離れることに不安を感じない子にとっては、デメリットを考慮したうえで、中学校からの寮生活を検討する価値があります。
家族と過ごす時間が少なくなる
寮生活を始めると、基本的に家に帰るのはお盆とお正月の数週間程度です。とくに部活動をおこなう場合は、長期休暇中も寮に滞在して活動します。必然的に家族と過ごす時間は少なくなり、コミュニケーションの量は減ります。動物を飼うこともできないので、その点でさびしさを感じる子がいるかもしれません。インターネットなどを活用して、悩みをきいてあげたり、たわいもない話をしたり、意識的にコミュニケーションの時間を作る必要があるでしょう。
学外の活動に参加しにくい
寮生活をしていると門限がありますので、塾や習い事や地域の催しなど、学外の活動には参加しにくくなります。学校によってはこの点をフォローできるよう、寮のなかで学習をサポートする仕組みや、音楽などの習い事ができるよう配慮しているところもあるので、確認してみましょう。学校帰りの寄り道は難しいですし、地域の方とのふれあいなどは減ってしまいます。休日の活動が充実するよう、配慮したいところです。
おわりに
中学校からの寮生活はさびしい気もする反面、子離れ親離れのよい機会です。寮生活は、自立心や協調性を身に着けることができます。中学受験の選択肢も広がりますので、一度検討してみることをおすすめします。まずは子ども自身の意思を尊重しましょう。祖父母や親戚のいる地域であれば、いざというときに頼ることもできます。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
ピックアップ
子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。